旨いもつ焼きを求めて、立石で飲む!4軒を紹介


うっかり撃沈した “ボール”とは一体? とある日、京成立石駅に降り立ったのは、ライター・菜々山いく子(以下菜)と編集・戎誠輝(以下戎)。

菜「電車を降りた瞬間に、香ばしい匂いがするんだけど」

さすが、もつ焼きの聖地と言われるだけのことはある。さっそく向かったのが『宇ち多゛ 』だ。

午後2時の時点で満席の店内には、「カシラ、ワカヤキ、スヤキ、オス」、「アブラスクナイトコ、タレ、ヨクヤキ」など、『ラーメン二郎』よりも難解な“呪文”が飛び交っている。常連さんの助けを借りつつ、なんとか注文したもつ焼きは、都内最高峰とも言える美味しさ。

焼酎ストレートの梅シロップ割りという、この店定番の酒がグイグイ進む。

宇ち多゛
難解ルールを攻略して味わう絶品串
開店の1時間ほど前から並び始め、閉店まで客足は途切れることはない。もつ焼きの注文方法には、独自のルールがあるので、常連に教えを請おう。
出典: https://matomeshi.jp/articles/384

シンキ200円、焼酎梅割り&ブドウ割り各200円
宇ち多゛
https://matomeshi.jp/articles/384

ホロ酔いでハシゴしたのが『江戸っ子』だ。カウンターのあちこちから飛び交うのは「ボール!」という、これたまナゾのコトバ。

戎「どうやらオリジナルのハイボールのことみたいです」

炭酸がきいていて飲み口爽やか。こってりとして、旨み濃厚なコチラのもつ焼きに、とんでもなく合っている。

戎「コレ、軽いですよね。いくらでもイケる! オカワリ〜」

菜「オトナの清涼飲料水だよね、アハハ〜」

この飲みやすさこそ鬼門ということに、すでに酔っぱらっている我らが気づくハズもなく、あっと言う間に戎氏撃沈。私も午後6時以降の記憶がほぼない。飲み過ぎたんじゃない。立石という土地が生み出す魔力に引き込まれただけなんだ!

江戸っ子
新鮮なもつを“ボール”と一緒にとことん堪能
開店直後には満席となる超人気店。市場から仕入れる新鮮なもつを使用し、その日のうちに使い切るのがこだわりだ。焼き物は1串のボリュームも満点。1皿4串が基本だが、2種類を組み合わせるのも可。辛タレ、甘タレ、塩味から好みの味で焼き上げてくれる。それに合わせるのは通称「ボール」と呼ばれる焼酎をベースにしたオリジナルのハイボール。すっきりとした飲み口で、もつの脂をサラリと流してくれる。出典: https://matomeshi.jp/articles/381

レバ+カシラ 360円
江戸っ子
https://matomeshi.jp/articles/381

そして、翌日。

戎「今日は、立石にリベンジしたいと思います」

空きっ腹で飲むのは良くないと、商店街にある立ち食いの『栄寿司』で、まずは腹ごしらえ。

菜「ねえ、ここ安いのにスゴくいいネタ使ってない!?」

握りは1貫110円〜。正直そんなに期待していなかったが、チェーン系の立ち食い寿司なんて、お呼びじゃないレベル。

戎「もつだけじゃなく、寿司までこんな良い店があるのか!」

栄寿司
超ハイレベルな立ち食い寿司
立ち食いながらも上質なネタを使用し、熟練の職人が握った寿司を1貫110円〜で味わえる。まろやかな酸味のシャリも抜群で、ネタを引き立てている

東京都葛飾区立石1-18-5 ☎03-3692-7918 11時半から12時〜19時頃(ネタが無くなり次第終了) 木

 そうして、準備万端で向かったのが『もつ焼き三平』だ。入り口には、「アルコールの入っている方の入店お断りします」と張り紙がある。さっき、ビール飲もうかと思ったけど、止めといてよかった。立石では、こういった「飲んでいる方お断り」の店がチラホラあるので、ハシゴする際は注意されたし。

 さて、こちらではもつの種類に「キンツル」という他の店ではあまりお目にかからない部位がある。訊けば豚の喉の部位だとか。菜「弾力があって、超ジューシー! もつのなかでいちばんスキかも」

 ドリンクは焼酎ハイボールだ。梅シロップをちょろっと入れるのがこの店のスタイル。爽やかな風味がついて飲み飽きない。

戎「他のもつ焼きの店と違って一品料理もかなり豊富ですね」

 常連さんには、刺身とロールキャベツが、ことのほか人気のようだ。前述した『宇ち多゛ 』、『江戸っ子』の2強に比べると、知名度は低いが、勝るとも劣らない実力店を発見したのです。

もつ焼き三平
創業以来変わらぬタレで新鮮なもつを
現在の店主である望月昌さんの両親が、58年前に創業した。その日の朝しめたばかりの新鮮なもつを使用し、炭火で焼き上げる串はクセがなく豊かな風味たっぷり。創業以来継ぎ足す奥深いタレは、味を変えないことが先代との約束だ。調味料とともにテーブルに置かれているのが梅シロップ。焼酎ハイボールにたらしていただくのが常連オススメの飲み方だ。アルコールが入っていると入店お断りなので、1軒目で足を運びたい。出典: https://matomeshi.jp/articles/382

白、キンツル 1本86円
もつ焼き三平
https://matomeshi.jp/articles/382

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