9戦無敗でプレミア新記録樹立も…ポステコグルー監督は後半の内容に不満「貧弱だった」

 トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、フルアム戦を振り返った。23日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 プレミアリーグ第9節が現地時間23日に行われ、トッテナムはフルアムを本拠地に迎えた。序盤から主導権を握ったホームチームは36分、前線でのボール奪取を起点にソン・フンミンの技有りミドルシュートで先制すると、54分にはソン・フンミンのパスに抜け出したジェームズ・マディソンが追加点をマーク。その後はフルアムの反撃を許さず、2-0でリーグ戦3連勝を飾り首位の座をキープした。

 就任後のリーグ戦9試合で7勝2分という好成績を残し、勝ち点「23」を獲得したポステコグルー監督。データサイト『Opta』によると、これは就任後の9試合で獲得した勝ち点としてはプレミアリーグ史上最多となっているという。カルロ・アンチェロッティ監督(現:レアル・マドリード)やトーマス・トゥヘル監督(現:バイエルン)ら名だたる名将たちをも凌ぐ記録を樹立したオーストラリア人指揮官は次のようにフルアム戦を振り返った。

「良い勝利だった。選手たちはハードワークし、ボールを保持していない時の動きが際立っていた。それが我々の勝利に繋がった。前半の我々は良かったが、我慢を強いられていた。フルアムは良く組織されていたので、少し時間を置く必要があった。おそらく、自分たちが作り出したチャンスであと数点を奪い、試合を終わらせることもできたはずだよ」

 開幕からの無敗を維持したトッテナムだが、指揮官は「後半に関しては、ボールを保持している時に無駄が多かった。非常に粗末だったし、正直に言うと今年一番と言うほど貧弱だった」と強調。そのうえで「グリエルモ・ヴィカーリオがいくつかの場面で傑出しており、我々はクリーンシートを達成した。我々にとっては良い勝利だったが、学ぶべきことはたくさんある」とさらなる改善を誓った。

 2カ月連続でマネージャー・オブ・ザ・マンス(月間最優秀監督賞)を受賞するなど、初挑戦のプレミアリーグで手腕を発揮しているポステコグルー監督。果たして58歳のオーストラリア人指揮官が率いる“新生スパーズ”の進撃はどこまで続くのだろうか。28日に行われる次節では、クリスタル・パレスとのアウェイ戦に臨む。

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