未だ無敗の“新生”トッテナム…指揮官はさらなる成長を誓う「最も改善すべき領域は攻撃面」

 トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、チーム状態への自信とさらなる飛躍への意気込みを語った。22日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

 昨シーズンのプレミアリーグでは8位に低迷し欧州コンペティションへの出場権を逃したトッテナムは、今夏にポステコグルー監督を迎え新たなスタートを切った。指揮官がプレミアリーグ初挑戦であることに加え、得点源だったイングランド代表FWハリー・ケイン(現:バイエルン)が退団したこともあり、“新たな船出”を不安視する声も挙がっていたが、蓋を開けてみれば開幕からここまで6勝3分と無敗を維持している。

 自身も2カ月連続でマネージャー・オブ・ザ・マンス(月間最優秀監督賞)を受賞するなど充実の序盤戦を過ごしているポステコグルー監督。「心強いスタートと言っても過言ではない。おそらく多くの人々は我々がこれほど良いパフォーマンスを披露するとは期待していなかっただろう。人々は今、何よりも好奇心を持って我々を見ているね」と前置きしたうえで、現在のチーム状態への自信を次のように語っている。

「私から見れば、結果は明らかに素晴らしいものだし、毎週のパフォーマンスには非常に満足しているよ。我々は難しい相手に対しても、ホームとアウェイの両方で非常に安定している。どの試合でも様々な課題に直面してきたが、我々は非常に一貫したレベルを維持しており、レベルが下がったと思われる試合はあまりなかった。そして、それは我々が構築しようとしているものを考えた時に、非常に励みになることだよ」

 しかし、横浜F・マリノスやセルティックで攻撃的サッカーを展開し、リーグを席巻してきたポステコグルー監督は、チームが攻撃面でさらなる成長を遂げられると信じているようだ。58歳のオーストラリア人指揮官は「正直に言うと、我々の試合における攻撃面は最も改善が必要な部分だ。さらに攻撃的になり、より多くのチャンスを作ることができる」とコメントしつつ、改善への意欲を次のように口にした。

「我々がなりたいチームを考えた時に、最も改善すべき領域は攻撃面だ。私にとって興味深いことの1つは、我々が依然として初期段階にいるということだ。選手たちの理解がますます深まり、成長し続けらることを願っているよ。彼らはさらに良くなる必要があるし、それこそが私の役割だ。まだ構築段階にあると言い続けるのは、期待を軽視しているからではなく、それが真実だからだ」

 新たな指揮官のもとで日々成長を重ねている“新生”トッテナム。現地時間23日の第10節ではホームでフルアムと対戦する。

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