King & Prince、新体制初の全国ツアーで日本初の挑戦 “誰も置いていかない”2人の愛と優しさ<「King & Prince LIVE TOUR 2023 ~ピース~」ライブレポート>

【モデルプレス=2023/10/23】King & Princeが現在、全国ツアー「King & Prince LIVE TOUR 2023 ~ピース~」を開催中。ここでは、10月22日13時より神奈川県・Kアリーナ横浜にて行われた公演の様子をレポートする。(※一部セットリスト・演出に触れている部分あり)

【写真】キンプリ、新体制初のツアー 横浜で2万人を魅了

◆「King & Prince LIVE TOUR 2023 ~ピース~」

King & Princeとしては約1年ぶりのツアーとなるが、2人で創り上げたコンサートとしては初の全国アリーナツアーとなる「King & Prince LIVE TOUR 2023 ~ピース~」。「ピース」は8月16日にリリースした5thアルバムタイトルで、“平和”や“楽しさ”、“2人”など様々な意味が込められており、「肩肘張らず、気負わず自分たちが先ずは楽しむ」ことを大切に作った作品。コンサートにおいても「今のKing & Princeの全て」をテーマに選曲、衣装、映像、構成、演出などメンバー2人を中心に創り上げ、Tiara(ファン)も一緒に楽しめることを最大限に意識したコンサートとなっている。

8月27日の宮城県・セキスイハイムスーパーアリーナを皮切りに12月10日の愛知県・Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)Aホールまで、全国7都市24公演を開催予定。Kアリーナ横浜公演は、3日間で5公演を開催し、約10万人を動員した。

◆King & Prince、Kアリーナを“キンプリワールド”に

オープニング映像が終わり、「My Love Song」で2人がステージに登場すると、会場からは溢れんばかりの歓声が。高橋海人(※「高」は正式には「はしごだか」)は「横浜の皆さん!どうも、海人で~す!皆、俺たちに会いたかったですか!?本当に会いたかったですか!?」と尋ね、Tiaraの反応を確認。「その調子で最後まで一緒に盛り上がっていこうぜ、よろしく!」と観客のボルテージを上げた。

永瀬廉が「『King & Prince LIVE TOUR 2023 ~ピース~』へようこそ!楽しんでいこうぜ~!」と呼びかけると、2曲目の「Magic of Love」へ。「koi-wazurai」「恋降る月夜に君想ふ」と続き、会場を一気に“キンプリワールド”へ引き込んだ。

◆King & Prince、ゴンドラで天井近くまで上昇

「静寂のパレード」や「That's Entertainment」などの「ピース」収録曲を中心にノンストップで歌唱が続き、「Super Duper Crazy」ではゴンドラに乗ってファンの近くへ。その高さは7階席の観客&天井近くまでにも及び、全ての席のTiaraのできるだけ近くに行こうと2人が演出を考え抜いたことが伝わってきた。

◆永瀬廉&高橋海人、魅力全開のソロ曲披露

後半では、2人がそれぞれ初のソロ曲を披露。高橋の「ワレワレハコイビトドウシダ」は、彼が敬愛するクリープハイプの尾崎世界観に直接依頼した楽曲。白Tシャツ×デニムのラフな姿で登場した高橋が7 MEN侍の生バンドとともにスタンドマイクで刹那的に歌唱。感情のままに歌声を響かせる空間に、会場中が虜となった。

一方永瀬のソロ曲「きみいろ」は、本人が初めて共作で作詞にチャレンジした恋愛ソング。披露前に永瀬がふいに振り向いてカメラ目線を決めると会場は悶絶の声で溢れ、永瀬が思わず笑ってしまうという可愛らしい一幕も。永瀬らしい飾らない姿と甘い歌声が恋愛の日常感を描いた楽曲の雰囲気と抜群にマッチし、Tiaraたちも聴き入っていた。

◆King & Prince、日本初の挑戦も

さらに「CHASE IT DOWN」「ichiban」と激しいダンスナンバーが続く場面では、雰囲気が一変。「CHASE IT DOWN」の時には最先端の電子花火を発生させながら180°波打つスパーク効果の特効機材を導入。この特効機材を使用した国内ツアーは、King & Princeが日本初となった。「ichiban」は冒頭2人が向かい合って本気で踊り、一層迫力が増していた。

◆King & Princeの“誰も置いていかない”愛と優しさ

ライブの終盤、ステージには色とりどりの花が咲き誇ったが、これはオープニング映像の中で芽吹いていた双葉が、音楽とTiaraの歓声のおかげで咲いたという演出。そしてTiaraへ等身大のメッセージを伝えた2人は、王子様のような衣装でデビュー曲「シンデレラガール」を歌い終了。アンコールは2人体制初のシングル「なにもの」で始まり、2人の「今まで」「これから」を表現した演出となっていた。

高く上がるゴンドラに乗った際にはスタンド席の隅々まで見渡して手を振り、メインステージでは端の端まで歩いて左右のTiaraに「見えた?楽しめた?」と確認。最後には高橋が「見えてたよ皆!」、永瀬が「気を付けて帰ってね」と声をかけるなど、終始Tiaraへの気遣いを見せていた。会場内の“誰も置いていかない”愛と優しさが感じられ、終わった後はその余韻で思わず笑顔になってしまう…まさに「ピース」な時間にしてくれたKing & Princeだった。

なお同ツアーは10月28日・29日に新潟県・朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター、12月1日~3日に大阪府・Asueアリーナ大阪(大阪市中央体育館)、同月9日・10日に愛知県・Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)にて公演を予定している。(modelpress編集部)

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