<高橋文哉「フェルマーの料理」初回放送日に直撃>W主演・志尊淳からの救われた言葉 料理学校出身も“あえて上手くやらない”練習秘話

【モデルプレス=2023/10/20】10月20日スタートの金曜ドラマ『フェルマーの料理』(毎週金曜よる10時)で、俳優・志尊淳とW主演を務める高橋文哉(たかはし・ふみや/22)。モデルプレスでは、初回放送日を迎えた20日当日に高橋を直撃し、本作の料理シーンでのこだわりや、初共演ながらすでに仲睦まじい様子が印象的な志尊とのエピソードを聞いた。<モデルプレスインタビュー>

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◆高橋文哉&志尊淳W主演「フェルマーの料理」

原作は小林有吾による同名漫画。天才数学少年・北田岳(高橋)が謎多きカリスマシェフ・朝倉海(志尊)と出会い、“料理の世界”に導かれ数学的思考で料理という難題に立ち向かっていく。海が経営する二つ星を獲得した新進気鋭の超一流レストラン「K」でシェフたちと切磋琢磨し、誰も到達していない“料理の真理の扉”を開くべく“料理×数学”で前人未到の世界に挑む、若きプロフェッショナルたちの青春ストーリーである。

◆念願の料理人役・高橋文哉、こだわった部分明かす

― 調理師免許を持つ高橋さんは念願の料理人役ということで気合いも入っていらっしゃるかと思いますが、役作りや料理シーンなどでこだわった部分を教えてください。

高橋:全員が全編吹き替えなしで料理しているのにはこだわりました。僕は元々経験がある中からより練習しましたし、志尊さんや小芝さん、板垣くんをはじめ「K」のスタッフは皆、しっかりプロフェッショナルのラインに届くよう練習してきました。だからこそ撮れる画があると思うので、そこを見ていただけたらと思います。

岳は、最初は高校生で、そこから「K」に入っていくのですが、ある意味プロフェッショナルではなく、迷いながらも料理に向き合っていき「楽しい」とその魅力に気づいていくところを意識しました。プロフェッショナルに届いたレベルではなく、簡単に言えば上手くやらないようにという練習もしました。

― 高橋さん自身はハイレベルな料理ができるからこそ、“上手く作らない”ようにするのに難しさは感じましたか?

高橋:どうでしょうか…でも逆に模索している感じが楽しかったです。料理監修の田村さん(田村浩二氏)や服部栄養専門学校の先生方にも「1番下手くそがここだと思うので見ていてください」と見てもらって「良い具合にぎこちなかったですよ」などアドバイスをもらいながら演じているのが楽しかったです。

― 模索している中で思い入れのある料理はありますか?

高橋:やっぱり第1話のナポリタンです。ナポリタンは皆食べたことがあるくらい身近なもので、 撮影の中でも一からちゃんと作ったので感慨深いですし、思い出がたくさんあります。

◆高橋文哉、岳に共感できた部分は?

― 先程の料理シーンなどまさに料理学校での経験が活きていると思いますが、その他にも挫折や失敗など料理学校での経験でこの役に活きていることはありますか?

高橋:失敗はたくさんありますし「挫折」というものももしかしたらあるのかもしれないですが、全て失敗も経験だと考えると僕は「挫折」だという捉え方はしていないんです。

― ご自身の経験が活きているというより、役に共感する部分が多いのでしょうか?

高橋:学校で料理をやっていた頃は「実技試験で1位を獲りたい」など目の前の目標にがむしゃらで、1位を獲れなかったらその分練習して順位を上げるなど、そうやって努力していくことがとても楽しかったので、岳の「成り上がりたい」という気持ちや、最初料理ができないながらも「なんだか楽しい」という感覚はとても共感できると思いました。岳はしっかりと「僕は挫折した」と思っている子だからこそ、そこからの成り上がりがとても分かりやすいと思います。

◆高橋文哉、W主演・志尊淳からの救われた言葉

― 今回志尊さんとは初共演となり、すでに仲睦まじい様子が伺えますが、芸能界の先輩である志尊さんから学ぶことはありましたか?

高橋:学んだことはすごくたくさんありました。中でも、僕が撮影中にセリフが出てこなくて、撮影を止めてしまったり、NGを出してしまったりした時に、その後志尊さんに「すいません」と謝ったら「いや、好きにやりなさい」と一言だけ言われたんです。僕はその一言にとても救われて、そういうことをさらっと言ってくれる先輩はすごくありがたい存在だと思いました。

◆高橋文哉、最新の「夢を叶える秘訣」

― モデルプレスで以前インタビューをさせていただいた際にも、「料理と俳優の両立」を目標に掲げていた高橋さんにとって、今回の料理人という役で1つの夢を叶えられたと思います。その夢を叶えたからこそ思う高橋さんの「夢を叶える秘訣」をお伺いしたいです。

高橋:言霊だと思います。その当時は絶対にこの作品は決まっていなかったし、まさかできるとも思っていなかった中で「いつかできる」とその瞬間を待ち望んでいたら、やはり言霊になって実現したので、口に出していくのはとても大事だと思います。口に出すことで皆が「それがこの人の夢なんだ」と思ってくれるから、そのために力添えをしてくれる方ももちろんいると思いますし、口に出していくことで自信にもなるので、1つの大きなメソッドとして大事にしたいと今でも思います。

― 前回「夢を叶える秘訣」を伺った際には「周りを信じること」ともおっしゃっていましたが、周りを巻き込むという意味で繋がっていますね。

高橋:結局実現したいことを言うのもやるのも自分ではありますが、評価してくれるのは周りの人ですし、そこに導いてくれるのは周りの人なので、自分自分と言いつつも、やはり周りを信じて、ある意味自分をなくして色んなところで柔軟に対応できることも人としてとても魅力的だと思います。

― それでは、いま高橋さんが言霊を信じて口に出していきたい夢はありますか?

高橋:夢を叶えた人は夢が叶ったとも思わないし、こうしたから自分がこれを叶えられたんだと思うこともないと思うんです。今周りから託していただいている状況で、夢が叶っている最中という感じでしょうか。しっかりと2つを両立するために今日の放送日を迎えて、周りへの感謝を忘れずに生きていきたいと思います。なので、今はこの「フェルマーの料理」の最終回を迎えることが夢です。

◆高橋文哉、モデルプレス読者にメッセージ

― それでは最後に、モデルプレスの読者に向けてのメッセージと見どころをお聞かせください。

高橋:モデルプレスさんの読者の方々は若い世代の方が多いと思いますが、やはり料理を見て華やかなものに素直に「かっこいい」と思ったり、美味しそうな料理に「美味しそう」「これ食べてみたい」と思ったりと、そのくらい素直な気持ちで見ていただけたら嬉しいです。また第1話では、岳が高校を卒業して新たに社会人としての一歩を踏み出すところを描くので、そういった意味でも一歩踏み出す勇気や一歩踏み出した後の大変さを見て、等身大で感じていただけると思いますし、背中を押せる作品になると思っています。

― ありがとうございます。放送を楽しみにしています!

(modelpress編集部)

◆高橋文哉さまプロフィール

2001年3月12日生まれ、埼玉県出身。2019年、令和初の仮面ライダー「仮面ライダーゼロワン」(テレビ朝日)の主演・飛電或人役に抜擢。ドラマ「最愛」(2021/TBS)や「君の花になる」(2022/TBS)での好演も話題を呼び、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの若手俳優。モデルプレスによる「2023年ヒット予測」では「俳優部門」1位に選出。その後も映画「交換ウソ日記」(2023)、ドラマ「フェルマーの料理」(2023/TBS)で続々主演を務めるなどさらなる飛躍を見せている。2024年1月26日公開劇場版「君と世界が終わる日に」にも出演。

◆「フェルマーの料理」第1話あらすじ

名門ヴェルス学園に通う天才数学少年・北田岳(高橋文哉)の夢は、数学者になること。しかし、数学オリンピック選考会でライバルの圧倒的な実力を目の当たりにした岳は、自分が偉大な数学者にはなれないことを悟ってしまう。岳にとって初めての挫折。

虚ろになりながら学食のバイトで何気なく賄いを作っていた岳に、料理界のカリスマ・朝倉海(志尊 淳)が声を掛ける。海は、自身が経営する二つ星レストラン「K」でヴェルス学園の理事長・西門景勝(及川光博)がパーティーを開くことになり、その打ち合わせに来ていたのだった。岳が作る計算され尽くした賄いのナポリタンに衝撃を受けた海は、自身もナポリタンを振る舞い、岳もまたその完璧な味に驚愕する。

その矢先、同級生の魚見亜由(白石聖)から「退学命令が出ている」と岳に連絡が入る。特待生の岳が数学オリンピックを辞退して名門校の名を汚したことに理事長が激怒したのだ。しかし、東京大学への進学を期待している最愛の父・北田勲(宇梶剛士)のためにも退学になるわけにはいかない。こうして窮地に立たされた岳に対し、「言われたとおりにすれば、お前の状況を変えてやる」と海が驚きの提案を持ちかける…。

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