日向坂46齊藤京子、感極まる「泣きそうになりました」“愛しすぎているもの”判明<泥濘の食卓>

【モデルプレス=2023/10/19】日向坂46の齊藤京子が、初の単独主演を務める10月21日スタートのテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『泥濘の食卓』(読み方:ぬかるみのしょくたく/毎週土曜よる11時30分~)の初回放送を前に行われた囲み取材会に、共演の吉沢悠、櫻井海音とともに出席。感極まる姿を見せた。

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◆日向坂46齊藤京子主演「泥濘の食卓」

新進気鋭の漫画家・伊奈子の話題作を初ドラマ化した『泥濘の食卓』。齊藤演じる主人公・捻木深愛が、バイト先の妻子あるスーパーの店長と禁断の恋に落ち、その純粋すぎるがゆえにまっすぐな愛が度を越えていく。深愛は愛する店長だけでなく、店長の息子や妻にまで近寄って、徐々にこの家族へと寄生、やがて泥濘へと引きずり込んでいく、かつてない“パラサイト不倫”を描く物語。

初回放送を目前に、深愛のパラサイト先で物語の舞台となる那須川家のリビングで囲み取材会を開催。主演の齊藤をはじめ、店長・那須川夏生役の吉沢、店長の息子・那須川ハルキ役の櫻井が登壇し、作品にかける思いや撮影裏話を語ったほか、3人の素顔を覗かせるエピソードも続々と明かされた。

◆齊藤京子、感極まる「泣きそうになりました」

本作が初共演となる3人だが、互いの印象を聞かれると、齊藤は「吉沢さんも、櫻井さんも、本当にお優しくて、すごく気さくに話しかけてくださります」と現場の温かい雰囲気を明かし、「今回は単独主演という形で、1人でグループ(日向坂46)を飛び越えて、日々緊張していますが、お2人のおかげで緊張が和らいでいます」と吉沢と櫻井たちのおかげでリラックスしながら撮影に挑めていると言う。

また、吉沢は「難しい役だと思いますが、役に対して真摯に向き合っている姿を現場でもすごく感じられるので、いい現場だと思いますし、お2人の姿勢が素晴らしいなと思っています」と齊藤と櫻井から良い刺激をもらっているそう。一方、櫻井は「お2人が『親父』と『深愛さん』にしか見えなくて、本当に原作から飛び出てきたような印象があります」と2人のオーラに圧倒されつつ、「でも休憩があったりすると優しくお話をしてくださるので、そのギャップが楽しいです」と語り、3人が互いを絶賛。信頼関係がバッチリ築けているようだ。

さらに、主演という大役を担う齊藤に対し、吉沢が「リハーサルの段階から『深愛になろう』という前向きな姿勢が齊藤さんにはあったので、この難しい役に対しての向き合い方がすごいと思いました」と感心すると、櫻井も「役に対してすごく真面目に向き合われていて、自分もしっかり乗っていかなきゃという気持ちになりました。そういう部分でも現場を引っ張ってくださっています」と頼もしい座長ぶりに感化されているそう。2人から思わぬ絶賛の言葉を受けた齊藤は「泣きそうになりました…!座長というのも、こんなに素晴らしい皆さんの中ですごいおこがましいなと思っています。こんな風に言っていただけてとても光栄ですし、もう気合十分で精一杯頑張ろうと思いました」と感激した。

◆齊藤京子らが“愛しすぎているもの”判明

本作は、主人公・深愛の店長・那須川に対する“純粋”すぎる“まっすぐな愛”をきっかけに、那須川の家族へと寄生していくパラサイト不倫が軸となっている物語。そんな本作にちなんで、3人は「愛しすぎているもの」を聞かれると、三者三様の答えが飛び出す。

齊藤は「かき氷にドハマり」していると言い、ドラマの撮影でさまざまなロケ地に行っては、「なかなか行けないとはわかっていながらも、その周りのお店を調べたりしています」と行けなくても知っておきたいほどの深い愛を明かす。次に吉沢が答える番になると、間髪入れずに堂々と「僕は、妻です」と即答。これには取材会の現場も盛り上がり、吉沢が照れてしまう場面も。そんな中、櫻井は「そうですね…」考えた末に「僕は『泥濘の食卓』の現場ですね」と回答し、なぜか爆笑&拍手が沸き起こった。

他にも、深愛の純粋さにかけた「3人の中で一番ピュアな人は?」という質問が投げかけられると、3人はそれぞれが一番ピュアだと思う人を「せーの!」の掛け声で指さしすることに。齊藤と吉沢は互いをピュアだと答え、櫻井は「齊藤」を選んだ。齊藤は、この直前の質問に「妻です」と即答した吉沢にピュアさを感じたそうで、吉沢は齊藤の大の虫嫌いを暴露し、「虫にあれだけリアクションをする人は初めてだったので、そんなに(虫だけで)心を動かす人なのだな、と思いました」と、齊藤の大の虫嫌いを暴露していた。そんな中、櫻井は役への向き合い方を理由に「齊藤」と答えつつ、「(自分に)1票も入らなかったのが、ちょっと…」とさみしそうにこぼし、そんな櫻井の姿に場内は温かい笑いに包まれた。

本作は、前代未聞の「パラサイト不倫」をテーマにした衝撃作だが、囲み取材会では3人が素顔を覗かせるエピソードも飛び出すなど、終始笑いと和やかな空気に包まれていた。最後に齊藤は、「このドラマは、『純愛』と『パラサイト不倫』をテーマにした原作の実写化ということで、キャストの皆さん、スタッフの皆さん、本当に気合十分で撮影に臨んでいます。良かったら放送前に原作も読んで、楽しみに待っていてくださればと思います!」と力強くメッセージを送り、囲み取材会を締めくくった。(modelpress編集部)

◆齊藤京子(日向坂46)/捻木深愛役コメント

― 吉沢さん、櫻井さんとは初共演ですが、印象はいかがですか?

吉沢さんも、櫻井さんも、本当に優しくて、すごく気さくに話しかけてくださります。私は日向坂46というグループに所属しているのですが、今回は単独主演という形で、1人でグループを飛び越えて日々緊張していますが、お2人のおかげで緊張が和らいでいます。

― 単独主演ということですが、メンバーの反応や、アドバイスなどはありましたか?

つい先日、ツアーが終わったばかりなのですが、どこの地方でもいろいろなメンバーから「頑張ってください!」とか「絶対観ます!」と言われて、すごく嬉しかったです。より撮影を頑張ろうと思えました。

― 深愛が店長を愛しすぎてパラサイト不倫が始まる物語ですが、皆さんが「愛しすぎているもの」はありますか?

かき氷にドハマりしています。いろいろな場所で撮影しているのですが、なかなか行けないとはわかっていながらも、その周りのお店を調べたりしています。

― 深愛は純愛モンスターということですが、この3人の中で一番ピュアな人は?

吉沢悠さん。愛してやまないものを聞かれて、真っ先に奥様と答えてらっしゃったのが、カッコ良かったです(笑)。

― 吉沢さん、櫻井さんが齊藤さんの座長ぶりを絶賛されていましたが、それを受けていかがですか?また、座長として現場に差し入れなども…?

泣きそうになりました。本当に光栄です。私はお芝居の経験があんまりないので、座長というのも、こんなに素晴らしい皆さんの中ですごいおこがましいなと思っています。なので、こんな風に言っていただけてとても光栄ですし、もう気合十分で精一杯頑張ろうと思いました。

差し入れは、『キョコロヒー』(毎週月曜よる11時45分~放送中)で、差し入れの企画がありまして。そこで、すごい差し入れをたくさん知ったので、これから差し入れて行きたいなと思っています(笑)。

― ヒコロヒーさんからエールはありましたか?

ヒコロヒーさんは、唯一自分から解禁前にご報告したのですが、本当にビックリされて、「絶対に頑張れ!」と言ってくださりました。いつもは、けちょんけちょんにされるのですが(笑)、今回は包み込むように優しく言ってくださり、胸がジーンとしました。

― いちばん難しかったり、気合いを入れたシーンを教えてください。

今回、泣きのシーンが本当に多くて、現段階まで何回泣いたんだろう?というくらいなんです。普段のグループ活動では、ぐっと堪えるタイプで、あまり人前で感情を爆発させることはしないので、泣きの芝居は難しいですね。でも、監督がすごく考えてくださっていて、「ゆっくりでいいから」「どれだけ待たせてもいいから」と、撮影前に気持ちを作る時間をいただいているので、撮影に臨めています。

― 最後に視聴者にメッセージをお願いします。

このドラマは、「純愛」と「パラサイト不倫」をテーマにした原作の実写化ということで、キャストの皆さん、スタッフの皆さん、本当に気合十分で撮影に臨んでいます。良かったら放送前に原作も読んで、楽しみに待っていてくださればと思います。

◆吉沢悠/那須川夏生役コメント

― 齊藤さん、櫻井さんとは初共演ですが、印象はいかがですか?

この『泥濘の食卓』って演じるうえで難しい役だと思うんですが、役に対して真摯に向き合っている姿を現場でもすごく感じられるので、いい現場だなと思いますし、お2人の姿勢が素晴らしいなと思っています。

― 深愛が店長を愛しすぎてしまうことから“パラサイト不倫”が始まりますが、皆さんが「愛しすぎているもの」はありますか?

僕は、妻です。

― 深愛は純愛モンスターということですが、この3人の中で一番ピュアな人は?

齊藤京子さん。柔らかい雰囲気と芯のあるイメージですが、虫が苦手で(笑)。虫にあれだけリアクションをする人は初めてだったので、そんなに(虫だけで)心を動かす人なんだな、と思いました。

― 齊藤京子さんの「座長」としての印象はいかがですか?

普段やられている活動とは空気感が全く違うものだと思います。背負うものもあると思いますし、もしかしたらちょっとイメージが変わるぐらい、入り込まなきゃいけないぐらい難しい役だと思いますが、監督との話し合いもそうですし、演技中も本当に真摯に向き合っていると思います。

例えば齊藤さんが役作りで声のトーンを高くしているとおっしゃってましたが、自分の持っている何かを変えていくのはチャレンジングな部分もありますし、また新たな発見もあると思いますが、そこにすごく真摯に向き合っていらっしゃいます。今回は珍しくリハーサルもあったのですが、その段階から「深愛になろう」という前向きな姿勢が齊藤さんにはあったので、この難しい役に対しての向き合い方がすごいなと思いました。

― 那須川夏生は物語では、ある意味ヒールな役どころだと思いますが、演じる上で意識していることはありますか?

原作もそうですし、ドラマもどちらかと言うと嫌われるような役柄だと思うのですが、安里監督が、作る側が意図的に那須川を嫌なやつになるように描きたくないっていうのはおっしゃってくださっています。“那須川夏生”っていう1人の人間が選択してしまったことが、世の中的には批判を受けるような行動ではあるのですが、その人なりに理由があったのだろうということをしっかり描いてくださるし、那須川だけじゃなくてそれぞれのキャラクターに対して、監督が「おそらくこのキャラクターはこう思っているよ」と細かい演技指導までしてくださるので、監督はじめスタッフさんを信じてやっていった結果、嫌われてもしょうがないかなと思っています。皆さんそういう気持ちで信頼してこの現場やっているのではないか思いますね。

― 涙のシーンをはじめ、齊藤さんの印象的なシーンがあれば教えてください。

涙のシーンだけではなく、安里監督は「気持ちが生まれるまで待っていいよ」と、いろんなシーンで言ってくれるので、テーマ的には重いものですが、人間をしっかり描いているなという印象です。齊藤さんが演じる深愛は役として引っ張っていかなければならない部分もあるので、そこはしっかり丁寧に撮られている部分なのかなと思いますし、そこに齊藤さんがしっかり向き合って手を抜かずにやられていると思います。

◆櫻井海音/那須川ハルキ役コメント

― 齊藤さん、吉沢さんとは初共演ですが、印象はいかがですか?

クランクインしたときからお2人が「親父」と「深愛さん」にしか見えなくて、本当に原作から飛び出てきたような印象があります。でも休憩があったりすると優しくお話をしてくださるので、そのギャップが楽しいです。

― 深愛が店長を愛しすぎてしまうことから“パラサイト不倫”が始まりますが、皆さんが「愛しすぎているもの」はありますか?

僕は『泥濘の食卓』の現場ですね。スタッフの皆さんも優しくて、オンとオフの切り替えも早くて、撮影していてすごく楽しいです。

― 深愛は純愛モンスターということですが、この3人の中で一番ピュアな人は?

齊藤京子さん。役への向き合い方もそうですが、リハーサル後に監督とかとコミュニケーションとっている姿を見ていて、すごく素直に吸収しようとしている方なんだなという印象だからですね。

― 齊藤京子さんの「座長」としての印象はいかがですか?

役に対してすごく真面目に向き合われているなと、初めて本読みでお会いしたときから感じていました。そのときから監督ともコミュニケーションをとって、いろいろ試行錯誤されながらやっている姿を見て、自分もしっかり乗っていかなきゃという気持ちになりました。そういう部分でも現場を引っ張ってくださっています。

― 涙のシーンをはじめ、齊藤さんの印象的なシーンがあれば教えてください。

本当に1シーン1シーン、真面目に真摯に取り組まれているので、泣きの芝居のところだけでなく、一緒にお芝居をしていて楽しく、しっかり気持ちと気持ちのやり取りがお芝居の中でできているという印象です。

◆第1話あらすじ

田舎町のスーパーで働く捻木深愛(齊藤京子)は、毒親である母・捻木美幸(筒井真理子)に抑圧されながら育ったため自己肯定感が低く、自分には何の取り柄もないから、せめて人には優しくしたいという思いで、日々、一生懸命働いていた。そんな深愛には、スーパーで働くことに楽しみが…スーパーの店長・那須川夏生(吉沢悠)と不倫関係にあったのだ。

ある日、仕事の後にいつものようにラブホテルで一緒に過ごしていると、那須川から突然、ピアスをプレゼントされる。ピアスを開けていない深愛だったが、嬉しさのあまり帰宅後、自分でこっそりピアスを開ける。後日、そのことを知った那須川は戸惑っているようだったが、その直後、那須川から食事に誘われる。深愛は、初めて那須川と外でデートできることを喜ぶが…そこで突然、那須川から別れを告げられてしまう。理由は、妻・那須川ふみこ(戸田菜穂)が病気を患ってしまったからで、深愛のせいではないというが、ショックを受ける深愛の耳にはそんな那須川の言葉は入らない。

それ以来、スーパーで那須川は深愛を避けるようにシフトをずらし、深愛が電話をしても留守電で話すこともできない。「私の何がダメだったんだろう」…ずっと考え続けていた深愛は、ある答えにたどり着く。「私は、やっぱり…店長と幸せになりたい」。やがて、そのまっすぐで純粋な深愛の思いが、ひとつの家庭を泥濘へと引きずり込むことに――!

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