大宮駅北側の駐車場に大型複合施設 大和ハウス・JR東日本が検討 鉄道車両の展示も?

大宮に鉄道博物館以外にも鉄道車両を保存する施設ができる?

「鉄道の街・大宮」を発信する複合施設を検討中

 さいたま市は2023年10月18日(水)、大宮駅の北側にある市営「桜木駐車場」の活用事業の優先交渉権者を大和ハウス・JR東日本グループに決定したと明らかにしました。

「桜木駐車場」の面積は約2.7ヘクタール。大宮駅西口から約500メートルの距離にあり、JR東日本の車両検査などを行う大宮総合車両センターの真向かいに位置しています。元は国鉄病院がありましたが、JR発足後に閉院。跡地を旧大宮市が複合施設を整備するための用地として国鉄清算事業団から購入した経緯があります。その後、長らく市営駐車場として利用されています。 市は2023年1月、桜木駐車場を活用する事業者を公募型プロポーザル(企画提案)で選定するため、募集要項を公表していました。 大和ハウス・JR東日本グループが市に提出した提案内容によると、桜木駐車場に商業棟、フィットネス棟、オフィス棟、結婚式場・MICE棟、駐車場棟などを整備。延べ約3万7573平方メートルの複合施設を建設するとしています。「新たなビジネス、文化、ライフスタイルを生むウェルビーイング拠点」を目指す方針です。  中でも特徴的なのは、「鉄道の街・大宮」を発信するため、「廃止鉄道車両を活用したイベント・情報発信」や「東日本各地から列車で食材を運び提供する」ことなどが盛り込まれていることです。  どのような廃止鉄道車両が活用されるのかは明らかにされていませんが、大宮に鉄道博物館以外にも鉄道車両を展示する施設ができることになりそうです。  さいたま市は今後、2024年2月に定期借地権契約を締結し、2024年4月に土地を事業者に引き渡すとしています。

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