
バルセロナは、2024年夏に加入予定のアトレチコ・パラナエンセに所属するFWヴィトール・ロッキの加入前倒しを目指しているようだ。16日、スペイン紙『アス』が報じている。
サッカー王国の“新たな神童”と謳われるFWヴィトール・ロッキの加入を巡っては、双方の合意の下で半年間前倒しされる可能性が浮上している。当初は、2024年夏より7年契約を締結した同選手が加入する予定だったものの、シャビ監督がセンターフォワードの陣容強化を望んでいることから、今冬のチーム合流を目指していることが明らかになっていた。
そのなかで、ロッキの代理人を務めるアンドレ・カリー氏は、改めて加入前倒しの意向を強調。『アス』によると、スペインのラジオ局にて、12月5日にバルセロナ入りを予定していることを明かしたとのこと。また、前倒しの理由としては、選手本人がケガのリスクを避けたいと考えていることもあるという。実際に、先月下旬に国内リーグで強烈なタックルを受け、右足首の靭帯を損傷。今現在は順調に回復しており、早ければ11月中旬の復帰が見込まれている。
一方で『アス』は、バルセロナがロッキの加入前倒しを実現させるには、財政面の課題を解決する必要があると指摘した。冬の移籍市場が幕を開けるのは来年1月2日で、現時点では、財政面から同選手を選手登録できるかは不透明な状況。そのため、バルセロナは人件費に余裕を持たせることが必須となると報じている。
バルセロナを率いるシャビ監督も加入を待ち遠しにする“新たな神童”は、今冬に大西洋を渡ることになるのだろうか。