
シャルケに所属するU-17ドイツ代表MFアサン・ウエドラオゴに対し、複数の強豪クラブが関心を寄せているようだ。16日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
2006年5月9日生まれで現在17歳のウエドラオゴは191cmの長身を誇りボランチを主戦場とするプレーヤー。2014年夏にシャルケの下部組織へ加入すると、その後は順調に成長を遂げ、今年7月にトップチーム昇格を果たした。今シーズンは開幕からここまでブンデスリーガ2部の全9試合に出場するなど、主力選手として活躍。また、U-17ドイツ代表としては15試合の出場で1ゴールを記録しており、今夏のU-17欧州選手権では優勝に大きく貢献した。
今後のさらなる成長にも期待がかかるウエドラオゴだが、国内外の複数の強豪クラブがかねてから引き抜きを画策しているという。今回の報道によると、国内ではバイエルンとライプツィヒ、国外ではリヴァプール、ブライトン、ミランが同選手の獲得を希望しているとのこと。若き逸材MFは18歳となる来年5月にシャルケと2027年6月末までのプロ契約を締結する予定だが、今後の各クラブの動き方次第では今冬および来夏の移籍にステップアップを果たす可能性もあるようだ。
移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、現時点で最も強い関心を示しているのはミランで、今週中にもシャルケの関係者と面会したいと考えているという。また、リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督もウエドラオゴの成長を注視しており、今後の移籍市場で獲得に乗り出す可能性があるようだ。
なお、来年5月のシャルケとのプロ契約締結に際し、ウエドラオゴには2000万ユーロ(約32億円)程度の契約解除金が設定される見込みだという。