日本は「自分にとってもう一つの“ホーム”」 東京五輪金メダリストのザンダー・シャウフェレが来日、語った“東京巡り”の喜び

2021年「東京五輪」金メダリストのザンダー・シャウフェレ(米国)が19日(木)に開幕する米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」に出場するため久しぶりに来日し、取材に応じた。
母親は台湾出身で日本育ち、父親はドイツとフランスのハーフ。祖父母は現在も東京都渋谷区に在住している。そして、妻の母親が沖縄出身の日本人であるシャウフェレは日本とは縁深い。毎回来日すれば「やっぱり渋谷には行くよ。もちろん銀座で買い物したり、六本木で食事したり」と、祖父母が住む渋谷以外の都内も満喫しているという。
日本にゆかりのある家族構成について「すごくラッキーだなと自分自身は思っている。ホームがアメリカでありながらも、日本は自分にとってもう1つのホームという意識でもある」。日本をはじめ、欧州にもルーツがある自身の境遇については「すごくラッキーなことだと思っている」とバックグランドについてもうれしそうに話す。
日本に来れば、毎度文化の違いも感じている。米国では車移動が基本となり、日本に比べれば電車移動はほぼない。その点が大きな違いで「電車に乗れば簡単に移動ができる利便性のよさ」には感激している。そして「食べることが好き」と笑うシャウフェレは今回の来日後も「刺身、松茸、牛丼、鍋焼きうどん、たくさん!(笑)」と連日、日本食を楽しむ。
22-23年シーズンはフェデックスカップポイントランキング2位ではあるものの、まだ優勝はつかめていない。そんなシーズンを「安定はしていたかと思う。優勝がなかったことは、残念だったけど」と振り返った。まもなく始まる日本開催のZOZOチャンピオンシップは今年で4度目の出場。日本が大好きなシャウフェレにとって「すごく楽しみにしている」と第二の故郷と感じる舞台で戦えることに喜びを表す。
「力強く、しっかりこのトーナメントを終えられるように、習志野でプレーすることを今週は楽しみにしている」と昨年の9位タイを上回る結果を求める。「まだシーズンは終わっていない」と優勝に自信を見せるシャウフェレ。今季初優勝をここ大好きな日本で飾りたい。(文・高木彩音)

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