成長遂げた若きGK…21歳の鈴木彩艶が久々の代表戦へ「気負い過ぎず、自分を表現できるように」

 日本代表に招集されているGK鈴木彩艶(シント・トロイデン/ベルギー)が、チュニジア戦に向けた意気込みを語った。

 カナダ代表に4-1で快勝し国際Aマッチ5連勝を飾った日本代表は、17日に行われる「キリンチャレンジカップ2023」でチュニジア代表と対戦する。6連勝がかかるこの一戦で注目を集めているのがGKの人選。前日会見に出席した森保一監督は「彩艶にスタートから出てもらおうかと思っています」と、21歳の若き守護神のスタメン起用を示唆した。

 出場すれば昨年7月のEAFF E-1サッカー選手権の香港戦(6-0)以来、約1年3カ月ぶりの国際Aマッチとなる鈴木。今夏に浦和レッズからシント・トロイデンへレンタル移籍し、ここまで公式戦11試合に出場している21歳は「E1の時よりも確実に自分自身が成長しているとは思っています」と前置きしたうえで、代表デビュー当初からの自身の変化について次のように語っている。

「E1の時は自チームで試合に出れていなかったので、試合勘というところは非常にレベルアップできたと思っています。ゲームの中での落ち着き、安定感を出すという部分でも非常に成長できているのではないかと思います」

 11月にはFIFAワールドカップ2026・アジア2次予選が開幕する。アピールの場が巡ってきた鈴木は「明日のゲーム以降は色々なところで繋がってくるとは思いますけど、ここまで一歩一歩成長できている部分はあるので、気負い過ぎずに、結果を出しながらも、自分を表現できるようにしていければ良いと思います」とコメント。そのうえで「自分自身のプレーを発揮できるよう良い準備をしていきたい」と語りつつ、次のように試合へ向けた意気込みを示した。

「まずGKとして無失点というところは目指していきます。そのなかで自分の強み、クロスに対してアグレッシブに対応するところや、シュートを打たせないのは前提ですが、打たれた時に対応できるかというところも出していきたいです。キックでチャンスを作るというところは積極的に、チームのやりたいことを守りながらも、自分のキックからチャンスを作れるようにやっていきたいと思います」

 チュニジア戦は19時10分キックオフ予定。試合の模様はフジテレビ系列にて全国生中継されるほか、TVerでの生配信が行われる。

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