指揮官は左WG起用を示唆…旗手怜央、“らしさ”発揮へ意欲「今までの選手と違ったプレーを」

 日本代表に招集されているMF旗手怜央(セルティック/スコットランド)が、チュニジア戦に向けた意気込みを語った。

 13日に行われた国際親善試合ではカナダ代表を4-1で下し、国際Aマッチでの連勝を「5」に伸ばした“森保ジャパン”。旗手は61分に中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)との交代でピッチに立ち、左ウイング(WG)のポジションへ。大きなサイドチェンジで観客を沸かせるなど随所で好プレーを披露した25歳は「途中出場の選手は試合に入りにくいところがあると思いますが、スムーズに入れたかなと思います」とカナダ戦を試合を振り返っている。
 
 17日に対戦するのは“アフリカの雄”チュニジア代表。通算の対戦成績では日本代表が4勝1分と勝ち越しているものの、昨年6月に行われた直近の対戦では0-3と完敗を喫している。旗手は「中盤の選手の運動量や質の高いプレーは印象的ですし、全体的に見てもフィジカルは強いと思います」と警戒感を口にしつつ、「そういった特徴を出させないサッカーができれば良いと思います」と意気込みを示した。

 今回の日本代表では、左WGを主戦場とする三笘薫(ブライトン/イングランド)が体調不良で不参加に。さらにカナダ戦で“代役”を務めた中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)も左足首を負傷し、チュニジア戦の欠場が濃厚と見られている。

 同ポジションの人選に大きな注目が集まるなか、森保一監督は前日会見にて「今の準備の中では怜央をスタートして考えて準備したいと思います」と明言。「カナダ戦を見たうえで、味方を生かすところも、ライン間に入ってプレーするところも、両方攻守に関われるのは見せてくれました」としつつ「左サイドで中に入って人を生かすという部分のプレーは、日常やっているところの延長で良さを生かしてもらえるかなと思っています」と期待を口にした。

 チュニジア戦での活躍に期待がかかる旗手は、左WGでのプレーについて「周りとの関係や試合状況によってしっかりと判断したいと思います。自分らしいプレーはそういうところだと思うんで、局面によってはそういったプレーが増えてくれば良いと思います」と語ったうえで、「出ている選手とは違うプレーを出せれば自分の価値もあると思います。もし仮にそこのポジションで出るのであれば、今までの選手と違ったプレーを出せれば良いかなと思います」と意気込みを示した。

 チュニジア戦は19時10分キックオフ予定。試合の模様はフジテレビ系列にて全国生中継されるほか、TVerでの生配信が行われる。

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