初陣は3発逆転勝利! ナーゲルスマン監督は手応えを口に「我々のサッカーは非常に良かった」

 ドイツ代表を率いるユリアン・ナーゲルスマン監督が、初陣を振り返った。15日、ドイツメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

 昨年のFIFAワールドカップカタール2022でグループステージ敗退に終わったドイツ代表は、その後の成績不振を受けて9月にハンジ・フリック前監督を解任。自国開催のEUROを来夏に控えるなか、36歳のナーゲルスマン監督のもとで再出発を切ることとなった。14日には敵地でアメリカ代表との国際親善試合を実施。先制を許したものの、イルカイ・ギュンドアン、ニクラス・フュルクルク、ジャマル・ムシアラがネットを揺らし、3-1の逆転勝利を収めた。

 初陣を3発逆転勝利で飾ったナーゲルスマン監督はチームに対して「まずはおめでとうと言いたい。ここ数カ月間のことを考えるとなおさらね。0-1で負けていたにも関わらず巻き返すことができた」とコメント。そのうえで試合内容を次のように振り返りつつ、4日後に控えるメキシコ代表との一戦に向けてさらなる改善を誓った。

「ハーフタイム後の選手たちは非常に良いプレーをしていたよ。前半にもいくつかチャンスがあったが、それほど良いものではなかった。個人的には、守備でもすべてが正しく行えていたわけではない。現時点ではそれが普通だと思うし、まだまだ改善が必要だ。しかし、全体的にも見ると我々のサッカーは非常に良かった。最終的には勝利に値したし、フットボールの面では非常に良いステップを踏めていると思う」

 また、36歳の青年監督は「前半はあまりにも早く試合を決めたがっているように感じたよ。ほとんどすべての場面においてリスクを冒し、プレーを終わらせようとしていた。多くのボールを失ってしまった」と前半を振り返りつつ、「後半もプレーのペースは速かったが、前半と比較し我慢強くなった。良いポジションを取り、試合をコントロールしながらチャンスを作ることができた。それが違いだよ」と後半にかけて内容が改善されたことを強調した。

 “強豪復活”に向けて好発進を切ったドイツ代表。ナーゲルスマン監督は「もう少し調整が必要だ。メキシコ戦では内容をもう一段階上げて勝利できるよう頑張りたい」とすでに次戦以降へ照準を合わせていた。

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