JFA田嶋会長、守備の切り替えやプレスの速さに手応え…「間違いなく日本はよくなっている」

 日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が、カナダ代表戦後にメディアからの取材に応じた。
 
 13日に行われた「MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023」でカナダ代表と対戦した日本は、開始早々の2分に田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)のミドルシュートで先制に成功すると、40分には浅野のセンタリングがオウンゴールを誘発。その4分後には、前線からチェイシングをかけた浅野のボール奪取から中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)の得点が生まれた。さらに田中の2ゴール目でリードを広げると、反撃を終盤の1点に抑え、国際Aマッチ5連勝を飾った。

 試合後、メディアからの取材に応じた田嶋会長は、まず「久しぶりの新潟での開催で、多くの方々が応援に来てくださって、盛り上がったことを本当に感謝したい」と語り、試合に関して次のように総括した。

「今日の試合に関しては、PKが入っていたらまた違う展開になっていたとは思うが、ディフェンスの切り替えやプレッシャーの速さは、間違いなく日本はよくなっていると、あらためて感じさせてくれた。カナダは悪いチームではないし、手を抜いていたわけでもない。日本の守備はすごくよかったと思っている。中村敬斗選手(スタッド・ランス/フランス)がケガしたあとも、いろいろなポジションが誰もがこなせる、それに対して自分を犠牲にできるようなチームになっているのがうれしかった」

 また、17日の「キリンチャレンジカップ2023」で対戦するチュニジア代表については、「どちらかといえば、日本代表が得意じゃないプレースタイルをするチーム。その相手に対して、日本代表がどのくらい攻撃、守備が通用するかを見るには、いいチャンスだと思う」と語った。

 そして、来月に控えるFIFAワールドカップ2026アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選について、「本当に来月の予選は、簡単にはいかなくなると思うが、(今の日本代表には)力がある」と言及し、「面白い攻撃をしているのは、見てくれている方々にも伝わっていると思う。いろいろなバリエーションを増やしていくことは大事だし、どんなチームに対しても、どんな形でも得点をとれるようなチームになっていてほしい」と、重要な一戦へ向けて力を込めた。

 今後、日本代表は17日に「キリンチャレンジカップ2023」のチュニジア代表戦に臨み、来月16日にはFIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選で、ミャンマー代表またはマカオ代表と対戦する。

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