熊本市電「市民病院延伸」2029年開業むけ市民調査へ 健軍町から「1.5km北へ」4駅分

もともとは5ルートが構想されていました。

「先行開業」の市電延伸区間

 熊本市は2023年10月10日(火)、市民向けアンケートを開始し、「市電の延伸」を含めた地域公共交通のあり方について意見募集を開始しました。 熊本市電のルートは現在、市街地南西部の田崎橋から熊本駅を経由し、中心街を抜けて南東部の健軍町へ向かうものと、北側の上熊本駅へ向かうルートがあります。 ここからさらに延伸する構想は、2015年に5ルートが検討され、このうち最終的に、健軍町から北へ進路を変えて1.5km延伸するルートに絞られました。終点には熊本市民病院や陸上自衛隊健軍駐屯地などがあり、ここにバスや自転車・自動車との交通結節点を設けます。新たな停留場は、北に曲がる直前に1か所、そこから3か所、計4つが設置される計画です。 開業は、2029年度をめざすとしています。ことし6月には、延伸区間の一部を単線とすることで事業費削減を図るなどの結論に達しています。 今回のアンケートでは、市電延伸の必要性とその理由、延伸後に自分の利用が増えるかどうか、地域公共交通で課題と考えていること、財政負担と今後のあり方についての方向性など、問12まであります。 熊本市は「市民のみなさまが本市の公共交通について、どのように感じ、また、考えていらっしゃるかをこのアンケートでお尋ねして、今後の交通政策へ反映していきたい」としています。 熊本市に住所を有する16歳以上の市民が対象で、回答は11月9日まで。

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