
スペイン代表は12日、DFアレハンドロ・バルデ(バルセロナ)とFWニコ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ)の2選手がフィットネスの問題により同国代表から離脱し、DFアルフォンソ・ペドラサ(ビジャレアル)を追加招集することを発表した。
10月のEURO2024予選に臨んでいるスペイン代表は12日、ここまで無傷の5連勝でグループA首位に立つスコットランド代表を2-0で下して、前回対戦の雪辱を果たした。しかし発表によると、同試合に先発出場しハーフタイムに退いたDFアレハンドロ・バルデが内転筋の違和感により離脱するとのこと。また、スペイン代表に合流して以降に肋間筋を痛め、別メニュー調整が続いていたFWニコ・ウィリアムズもチームから離れることが決まった。
そして2選手の離脱に伴い、“イエローサブマリンの短剣”DFアルフォンソ・ペドラサが追加招集を受けた。1996年4月9日生まれで現在27歳の同選手はビジャレアルのカンテラ出身。2015年4月にトップチームデビューすると、その後はルーゴやアラベス、ベティスなどにレンタル移籍を繰り返したが、2020-21シーズン以降は左サイドバックとして地位を確立。また、高精度なクロスと突貫ドリブルをより活かすために、左サイドハーフとしてもプレーできるユーティリティ性を兼ね揃えている。まさに、左サイドバックのアレハンドロ・バルデと左右どちらでもプレー可能なウィングのニコ・ウィリアムズが離脱することになったスペイン代表にとっては、うってつけの存在だ。なお、ペドラサはスペイン代表初招集となる。
スペイン代表は13日にペドラサを迎え入れ、15日に控えるグループA第8節ノルウェー戦に向けて、オスロへと出発する。