“ボーダーライン”脱却へ! 中村敬斗、三笘薫不在の左WGで躍動なるか「チャンスがあったら決めたい」

 日本代表に招集されているFW中村敬斗(スタッド・ランス)が、13日に控えるカナダ戦へ向けた意気込みを語った。

 今年3月のウルグアイ戦で代表デビューを飾った中村は、6月のエルサルバドル戦で初ゴールを記録。さらに先発出場した9月のトルコ戦では2得点を挙げるなど、ここまで国際Aマッチ3試合の出場で3ゴールをマークしている。前線に多くのタレントが集う“森保ジャパン”での存在感も増している23歳だが「全然まだまだ」と口にしたうえで、次のように言葉を続けた。

「僕はボーダーラインだと思っているので、入るか入らないかに関してはいつも危機感を持ってやっています。出た時にアピールできるかというのは大事だと思っているので、毎日100パーセントでやっていくという感じです」

 今回のカナダ代表、チュニジア代表との2連戦は、11月に開幕するFIFAワールドカップ2026・アジア2次予選および1月に控えるアジアカップに向けた貴重な実戦機会となる。中村は、アジア2次予選から代表の登録メンバーが23名に減少することを念頭に「26から23に減るということでこの2試合はすごく大事」とコメント。9月のトルコ戦後は調子が上向いていると語りつつ、「得点とアシストもリーグアンで初めてできたので、明日もこの調子でいきたいですね」と意気込んだ。

 今回の2連戦では、左ウイング(WG)を主戦場とするFW三笘薫(ブライトン/イングランド)がコンディション不良により不参加に。代表屈指のドリブラーの“代役”に注目が集まるなか、森保一監督はカナダ戦の前日会見にて「中村敬斗が候補かなと思っています。今日の練習を見て最終的に決めたいとは思っていますが、敬斗が候補だと思います」と中村の左WG起用を示唆した。このことについて中村は次のように語っている。

「今回は三笘選手が辞退されてしまいましたけど、チームとしても個人としてもやることは変わらないので、いつも通りチャンスがあれば、いいプレーをしていきたいですね」

 また、カナダ戦での採用が予想される4-1-4-1については「いわゆる8番のポジションが2枚いることで上手くトライアングルを作れて、パスも受けやすくなると思います。明日はボールに絡んでチャンスがあったら決めたいですね」と言及。スタッド・ランスのチームメイトでもある伊東純也との共闘の可能性に関しては「右サイドは間違いなく突破がある。純也君が突破したときに逆サイドからクロスに入る意識は前より強くなったと思います。1枚つぶれて僕のセカンドが絶対にあるし、そこが一番点を取れるタイミングだと思うので、一番のスプリントで入っていきたいです」とゴール奪取のイメージを語った。

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