チーム力の底上げを図る日本代表…主将・遠藤航も意欲「オプションを増やす機会になれば」

 日本代表に招集されているMF遠藤航(リヴァプール/イングランド)が、13日に控えるカナダ戦に向けた意気込みを語った。

 9月の活動ではドイツ代表とトルコ代表に快勝し、現在は国際Aマッチ4連勝中と波に乗っている日本代表。今月のインターナショナルウィークでは国内での2連戦が予定されており、13日には2026年に控えるFIFAワールドカップのホスト国でもあるカナダ代表と対戦する。過去の対戦成績は日本代表の2勝1敗。直近で行われた昨年11月の国際親善試合では、1-2の逆転負けを喫している。

 今回の日本代表はFW三笘薫(ブライトン/イングランド)やMF鎌田大地(ラツィオ/イタリア)らがコンディション不良により不参加に。遠藤は「良い準備はできているので、勝てるようにチームとしてしっかり戦っていきたいと思います」と前置きしつつ、攻撃の主力を多く欠いた状態のチームについて次のように言及した。

「チームとしては痛いですけど、それ以外にも良い選手が揃っていて、今回のメンバーを見てもその2人(三笘と鎌田)の不在を感じさせないくらい選手層が厚くなった感覚はあるし、他の選手にとってはチャンスだと思います。僕も含めて、チームとしては前の選手たちの攻撃の良さを生かしてあげられるようにしていきたいです」

 日本代表を率いる森保一監督はカナダ戦の布陣について、4-1-4-1の採用を示唆。過去の起用法を考慮すると、遠藤は中盤の底、いわゆるアンカーに入ることが予想される。チームの主将も務める30歳は「大事なのは自分がどう動かすというよりも、チームとしてのやり方をやっていくこと」と強調したうえで、「それがハマらなかった時に中でシステムを変えるとか、はめ方を変えるとか、そこら辺が今のチームで求められるている役割だと思っています」とコメントした。

 11月にはFIFAワールドカップ2026出場をかけたアジア予選が開幕。さらに来年1月には3大会ぶりの優勝を目指すアジアカップも控えている。遠藤は「今回は色々な選手を試せるチャンスなので、どちらかと言えばそれが大事なのかなと思います。チーム力が落ちないようにしなければいけないですし、色々なやり方を今までやってきた中で、戦術的な部分でもシステム的なところでもオプションを増やす機会になればと思います」と貴重な実戦機会に向けた意気込みを示した。

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