12日、カナダ代表を率いるマウロ・ビエロ監督と、同代表DFアリスター・ジョンストン（セルティック／スコットランド）が、13日の「MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023」日本代表戦へ向けた前日会見に出席し、メディアからの質問に回答した。
カナダ代表は7月のCONCACAFゴールドカップで準々決勝敗退に終わり、8月にジョン・ハードマン前監督が辞任。後任にはマウロ・ビエロ監督が就任したが、9月のインターナショナルマッチウィークでは試合を行わなかったため、今回は新体制での初陣となる。
試合へ向けて、マウロ・ビエロ監督は「私たちにとって非常に重要な試合になる。9月に国際親善試合を行わなかったこともあり、大変難しい相手と、厳しい試合になると考えている。ただ、我々にとって良いチャレンジになる」と意気込みを語り、11月に控えるCONCACAFネーションズリーグの準々決勝に向けて、「基本的には（ジョン・ハードマン）前監督からの継続性を保たなければいけないと思っている。チームの核となる選手たちは変わらないし、戦術的な団結力も同じような流れで、これまでうまくいっていたところを継続したい。CONCACAFネーションズリーグに向けて、ある程度、チームの構成や組み合わせを試していきたい。そして、我々に弱点があるのであれば、それを見定めたい」と話した。
そして、バイエルン所属のアルフォンソ・デイヴィスの起用法について問われた同監督は、「アルフォンソは世界で最も素晴らしい左サイドバックなので、可能であれば、彼が一番得意なポジションで起用したいと考えている」と、チームの構想を明かした。
また、マウロ・ビエロ監督とともに会見に出席したアリスター・ジョンストンは、セルティックでチームメートの日本人選手について、「この対戦カードが発表されたときから、チーム内で話していた。今回は（ケガで代表辞退となった前田）大然が来れなくて非常に残念だけど、残りの選手（旗手怜央、古橋亨梧）も非常に素晴らしいスピリットを持っている。彼らとは『明日の試合が終わったら、一緒に反省会をしようね』と話した。チームメートであり、ライバルである選手たちなので、得点をされないように気をつけたい。2人とも調子が良いので、止めるのは難しいことも認識している」と語り、「（旗手と古橋には）美味しいレストランを紹介してくれと言ったよ。スコットランドには美味しい寿司屋がないので、日本にいる間に、美味しい寿司屋で食べたいなと思う」と仲の良さを伺わせた。
「MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023」として銘打たれた日本代表対カナダ代表の一戦は、新潟県の『デンカビッグスワンスタジアム』にて、13日19時35分キックオフ予定。試合の模様はテレビ朝日系列にて全国生中継およびABEMAにて生配信される。
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