今夏の移籍騒動への言及避けるも…ルカク「誰もがショックを受けるだろう」

 今シーズンはローマでプレーしているベルギー代表FWロメル・ルカクが、今夏の移籍騒動に言及した。11日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 現在30歳のルカクは、2021年8月に当時のチェルシー史上最高額となる移籍金1億1500万ユーロ(当時レートで約149億円)でインテルから完全移籍で加入。2021-22シーズンは公式戦44試合の出場で15ゴール2アシストを記録したものの、パフォーマンスに対する批判が集まり、わずか1年で古巣への復帰を希望した。

 クラブもその要望に応じ、昨年7月から2022-23シーズン終了までの1年間のレンタル移籍でインテルに復帰した。負傷の影響もあり離脱している期間も長かったが、終盤に活躍を見せて最終的には公式戦37試合出場で14ゴール7アシストを記録した。

 レンタル移籍期間の満了に伴い、今夏チェルシーに復帰したルカクだが、再び移籍を希望し、チェルシーも完全移籍での売却を目指していた。当初、インテルが再獲得を目指していたものの、ルカクがユヴェントス移籍に向けて話し合いを進めていたことが発覚し、インテルは獲得競争から撤退。その後、ユヴェントスともクラブ間で合意に達することができず、破談となった。

 また、チェルシーとしてはアル・ヒラルと移籍金4000万ポンド(約73億円)でルカク売却に合意していたものの、同選手が欧州でのプレーを希望していたことから、交渉は進展せず。移籍市場が閉幕に迫っていることもあり、最終的にルカクは大減俸に応じて、ローマにレンタル移籍で加入することが決定。ここまで公式戦8試合で7ゴールを記録する活躍を見せている。

 そんなルカクはベルギー代表招集中に今夏の移籍騒動について改めて聞かれると、ベルギーメディア『Sporza』で「内部にいる人々は僕のことをよく知っている。はっきりと言わないようなことは好きではないと知っているだろう。いずれ話すだろうが、実際に今夏がどうだったかを話したら、誰もがショックを受けるだろう」と明言を避けつつ、以下のように続けた。

「読んだ中で最もナンセンスなものは何かって? とあるクラブに行くと言われたけど、それは全くの意味をなさないものだった。爆発しそうな瞬間もあった。5年前の僕ならそうなっていたかもしれないが、今はそんなことにエネルギーを浪費しなかった。静かに自分自身に集中すべき瞬間だった。自分が最も得意なことであるフットボールに集中していた」

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