
マンチェスター・シティに所属するイングランド代表MFカルヴィン・フィリップスが、冬に同クラブを退団するかもしれない。10日、イギリス紙『The I』が伝えている。
現在27歳のK・フィリップスは、リーズの下部組織出身で2014-15シーズンにトップチーム昇格を果たすと、2019-20シーズンには、同クラブのチャンピオンシップ(イングランド2部)優勝に貢献。昨夏にマンチェスター・シティに完全移籍で加入したものの、公式戦21試合の出場でスタメン出場はわずか4試合に留まるなど苦しい1年を過ごした。迎えた今シーズンも、ここまで公式戦5試合の出場に留まっている。
同紙によると、K・フィリップスが、1月にレンタル移籍でマンチェスター・シティを去る可能性が浮上しているようだ。クラブは今夏の退団を容認していたが、加入後の早期での退団は敗北を認めることになると考え、同選手本人が残留を決断していた様子。しかし、中盤の主軸であるスペイン代表MFロドリが、ノッティンガム・フォレスト戦で退場し出場停止となっていたにもかかわらず、先発の座を掴めなかったことが、K・フィリップスの現在地を表していると主張した。
一方で、K・フィリップスが買い手を失うことはないとも強調し、ウェストハムやリヴァプール、バイエルンなどが獲得に関心を寄せていると報じた。また、ニューカッスルは今季序盤に同選手の加入について、マンチェスター・シティと接触を行ったと指摘。さらに、財政的な問題から実現しなかったものの、エヴァートンもK・フィリップスのレンタル加入を画策していたと報じており、多くのクラブが獲得に向け、興味を抱いているようだ。