“9番”へのこだわりと決別? WG起用が増加のジェズス「才能と万能性を持っていることは…」

 アーセナルに所属するブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスが、自身の起用法について言及した。10日、イギリス紙『ミラー』がコメントを伝えている。

 現在26歳のジェズスはマンチェスター・シティで約5年半に渡ってプレーした後、昨年夏にアーセナルへ完全移籍で加入。昨シーズンは膝の負傷による離脱がありながらも、プレミアリーグで26試合に出場し11ゴール7アシストを記録するなど久々のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献した。在籍2年目の今シーズンは負傷の影響で出遅れながら、ここまで公式戦9試合に出場し3ゴールをマークしている。

 昨シーズンはセンターフォワード(CF)の主軸として活躍したジェズスだが、今シーズンはブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリとイングランド代表FWブカヨ・サカが負傷した影響もあり、左右のウイング(WG)での起用が増加している。前線で幅広い役割を担っている26歳は「僕がアーセナルで多くの役割を果たしていることについては指摘しておく価値がある」と前置きしつつ、ミケル・アルテタ監督の起用法について言及。加入当初からの自身の心境の変化について次のように語った。

「マンチェスター・シティからアーセナルへの移籍を選択した時、僕は“9番”でプレーしたいと思っていたし、アルテタとエドゥ(テクニカルディレクター)もそう話してきたんだ。僕が“9番”の位置である程度ルーズにプレーするというのがアーセナルの考えだったんだ。今シーズンは少し状況が異なっている。負傷者が出ている影響もあって、ここ数試合はWGでもプレーしているんだ」

「しばらくの間は“9番”でプレーしたいと言おうと思っていたが、僕はチームを助けるためにここにいるんだ。前線の3つのポジションでプレーできる才能と万能性を持ち合わせていることは神からの祝福だよ。今は選ばない方が良いと思っている」

 ジェズスの活躍もあり、プレミアリーグでは開幕からここまで6勝2分と無敗を維持しているアーセナル。インターナショナルウィーク明けの現地時間21日に控える次節では、アウェイでチェルシーと対戦する。

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