板倉滉、ケガを乗り越えた中山雄太へのリスペクト「自分なら無理かもしれない」

 日本代表は10日、千葉県内で『MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023』のカナダ代表戦に向けたトレーニングを実施。練習後に板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)が、自身の状態や盟友の中山雄太への思いなどを語った。

 ドイツからの長旅を経て、日本代表の活動に合流した板倉だが、自身のコンディションについて「金曜日に試合をしているので、コンディション的にはいい状態。(移動の疲労も)問題ない」と力強く話し、「チームは7試合で1勝だし、なかなか勝つことができていないので満足はしていない。ただ、強い相手と戦いながら、自分を高めるというところにフォーカスできていた。個人としては試合に出れているので、いい状態で代表に合流できたと思う」と、現在の状態に自信をのぞかせた。

 今回は公式戦ではなく、2つの国際親善試合(13日にカナダ戦、17日にチュニジア戦)を戦うことになるが、板倉は「久しぶりに集まる。毎週一緒にできるわけではないので、短くても充実した時間にしないといけない。来月からまた(FIFAワールドカップ2026アジア2次予選 兼 AFCアジアカップサウジアラビア2027予選が)始まるということで、最後のテストマッチとしていい形で終わりたい」と、あらためて活動期間の重要性を語り、「(国際親善試合でも)常に公式戦を戦っているつもりでプレーしないといけない。ただ、そこはみんな問題ないはず。日本代表として戦っている以上、緊張もあるし、プレッシャーもあるなかで、今日の練習もみんながいいメンタリティで出来たと思う」と話した。

 なお、今回の代表メンバーでは、中山雄太(ハダースフィールド/イングランド)がカタールW杯をケガのため辞退して以来、約1年ぶりの代表復帰となる。ユース年代からともに戦ってきた盟友の復帰について、板倉は「帰ってきてくれて、素直に嬉しい。久しぶりに会えることを楽しみにしていた。1年間、長いリハビリ生活だったと思うけど、ラガーマンのように体が大きくなって帰ってきた(笑)」と頬を緩める。

 だが、すぐに表情を引き締め、中山がケガしていた期間について、「僕はちょくちょく連絡を取っていた。雄太は、ずっとポジティブに楽しみながらリハビリできていた、と話していた。あれだけ大きなケガをしても、楽しみながらリハビリできるというのはすごいことだし、雄太らしいなと思った。話を聞いて、自分なら無理かもなと思った」と回想し、「(中山の存在は)間違いなくチームにとってプラスになると思うし、あとは元気な姿をみんなに見せてほしいなと思う。雄太とはずっと長く一緒にプレーしてきたけど、すごく賢い選手だし、チームの流れや状況、強みを理解しながら、自分がどういう役目を担って、立ち回ればいいか理解している選手。雄太がいることで、チームは間違いなくいい方向にいくと思う」と、中山への厚い信頼を語った。

 

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