9日、日本代表MF田中碧(デュッセルドルフ)が取材に応じた。
13日にカナダ戦、17日にチュニジア戦と二つの国際親善試合を控える日本代表に選出された田中は、今シーズンここまでクラブでリーグ戦8試合出場で無得点。その現状を踏まえた自身の課題を問われると「試合に出る・出ないに関係なく、ゴールに絡むというところは自分の課題。そもそも日本にいる時も、そんなにゴールやアシストをしてこなかったし、向こう(海外)行っても全然していないので。そこはすごくこだわっていきたいなとはずっと思っていますけど、今年はよりそこを頑張りたいなと思っています」と語った。
先月12日のトルコ戦にはキャプテンマークも巻いて出場したが、日本代表での活動については「素晴らしい選手がたくさんいるので、そういう選手たちとやることで学ぶこともたくさんあると思います。練習からもそうだし、ピッチ外でも。だから自分自身が持っているものを全部出して、じゃあ何ができているのかできていないのかっていうのを、また試合や練習で感じてそれを成長に繋げるっていうのが一番大事で、それをずっとやってきました」とコメント。また「自分が全力でやれればいいなと思っていますし、チームを考えすぎることよりも、自分の持っているものを出す方がチームのためになると思うので。そういう意味では、自分が持っているものを出したいなと思います」と語った。
中盤のポジションでは遠藤航(リヴァプール)と守田英正(スポルティング)がレギュラー格となっているが、田中はこの現状に「二人とも素晴らしい選手なので比べるわけじゃないですけど、(自分が)動き回って局面を変えていければ。(前へ)出ていったり(後ろへ)戻ったりして動くという意味では、良さというか違いだと思うので、そこをどれだけ自分が高いレベルで出せるかどうか。あとは自分次第かなとは思っています」と自身のプレーを分析しながらレギュラー奪取へ意気込みを示している。