「荒れていてモヤモヤ」　渋野日向子はショットに苦しみ2オーバー発進

＜アセンダントLPGAベネフィッティング　ボランティアーズ・オブ・アメリカ　初日◇5日◇オールド・アメリカンGC（米テキサス州）◇6517ヤード・パー71＞
 
出遅れる初日となってしまった。午前組としてスタートした渋野日向子は2バーディ・4ボギーの「73」。2オーバーとつまずき、カットライン圏外から浮上を図る滑り出しとなった。
10番からスタートして、ナイスセーブもみせながら、14番パー4でフェアウェイから右5メートルにつけてバーディが先行。「バーディチャンスが来たので入ってくれてよかった」と赤字にしたが、16番パー3でパーオンを逃がしてボギーとすると、「獲りたかった」17番パー5では2打目を左に曲げ、アプローチも寄せられず、と少しバタバタしながら5オン1パット。連続で落とした。
 
18番を寄せワンでしのぐと、折り返しての1番では7メートルを強気なパッティングで決めてバーディ。だが、ここからショットはさらに左右に荒れ、パーオン率は18ホール中8回。パターでなんとか耐えながらもしのぎ切れず、さらに2つ落として初日を終えた。
 
「かなりハードなセッティングですごい難しさはあったけれど、それよりもショットが荒れてしまったので、すごい残念です」。先週はショットでつけてパッティングがなかなか決まらない…という場面が多くあったが、今週はその逆のような構図。強気なパットも垣間見え、ナイスセーブを演出した。「パッティングがなんとか入ってくれてというのがあったけど、ショットが荒れていたので、すごくモヤモヤしながら…」と、ショットに苦しんだ一日だった。
 
「しっかり切り替えて頑張ります」と言葉を紡いだが、顔を上げるしかない。あすは午後組でプレーするが、まずはスコアを伸ばしてカットラインを突破することを目指していきたい。