注目の日本人対決は遠藤航に軍配! リヴァプールが2-0で町田浩樹先発のユニオンSGを撃破

 ヨーロッパリーグ(EL)・グループE第2節が5日に行われ、リヴァプール(イングランド)とユニオン・サン・ジロワーズ(ベルギー)が対戦した。

 注目の日本人対決となった今節。2連勝を目指すリヴァプールは、モハメド・サラーやダルウィン・ヌニェスらを先発で起用し、今月に行われる国際親善試合に向けた日本代表に選出された遠藤航もスタメンに名を連ねた。対するユニオンは、遠藤とともに日本代表に選ばれた町田浩樹を3バックの一角に起用し、今大会初勝利を狙う。

 試合は、開始早々にリヴァプールが決定機を作り出す。センターバックに入ったジャレル・クアンサーが、鋭い出足で飛び出しインターセプト。ダイレクトで蹴り込んだボールは、ユニオンの最終ラインの背後に転がり、サラーが裏へと抜け出す。しかし、GKと1対1の局面を迎えたものの、シュートは好セーブに防がれ得点には至らない。

 17分には、リヴァプールが自陣深くからビルドアップを行うと、ハーフライン付近でボールを持ったハーヴェイ・エリオットがドリブルでピッチ中央を突破。ボックス前まで運んだタイミングで、サラーにスルーパスを送ると、ダイレクトで折り返したクロスにヌニェスがフリーで合わせたが、シュートはゴール左に外れてしまう。

 ゲームを支配し続けていたリヴァプールだったが、44分にスコアを動かす。自陣ペナルティエリア内で得たFKを素早くリスタートし、トレント・アレクサンダー・アーノルドが、左サイドを長い距離のドリブルで持ち運ぶ。ヌニェスとのパス交換から、ボックス手前で右足を振り抜くと、GKが弾いたボールにライアン・フラーフェンベルフが反応し、先制点を奪った。

 2点目を奪いたいリヴァプールは、61分にフラーフェンベルフのスルーパスから、途中出場のルイス・ディアスが左サイドを抜け出す。ドリブル突破は相手DFと交錯し失敗に終わるが、転倒した後に起き上がり、パスを供給。ボックスの左角からフラーフェンベルフが狙い澄ましたコントロールショットを放ったものの、ユニオンのGKアンソニー・モリスが左手一本で弾き出した。

 後半アディショナルタイムには、リヴァプールのロングカウンターが炸裂する。ユニオンのクロスを大きくクリアすると、前線に残っていたディオゴ・ジョッタが競り合い、こぼれ球をルイス・ディアスが回収。相手選手に当たって流れたボールを拾ったジョッタが、スピードに乗りながらDFをかわし、冷静にネットを揺らして追加点を獲得した。

 結局、試合はそのまま2-0で終了し、リヴァプールが勝利。遠藤はハーフタイムまでプレーし、町田はフル出場を果たした。次節は26日の開催予定となっており、リヴァプールはホームでトゥールーズ(フランス)と、ユニオンはホームでLASK(オーストリア)と対戦する。

【スコア】
リヴァプール 2-0 ユニオン・サン・ジロワーズ

【得点者】
1-0 44分 ライアン・フラーフェンベルフ(リヴァプール)
2-0 90+2分 ディオゴ・ジョッタ(リヴァプール)

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