強い選手に契約は関係ナシ!? 「ライダーカップ」で契約外使用の多かったクラブカテゴリとは?

<ライダーカップ 最終日◇1日◇マルコ・シモーネG&CC(イタリア)◇7181ヤード・パー71>
 
先週行われた、2年に1度に行われる欧州選抜vs米国選抜の対抗戦「ライダーカップ」はホームの欧州が5ポイント差をつけて圧勝。アクシネットジャパンインクが「エリートプレーヤーが威信をかけて臨む大会で、タイトリストはボール、ドライバー、アイアン、ウェッジで使用率No.1を獲得しました」と、ツアーレポートを報告する。
 
選抜で出場人数が少ないのに、使用率1位と誇られても…と思う向きもあるが、実はこの4カテゴリは通常大会よりも少ない。今季のPGAツアーでは常時6カテゴリ(ボール、ドライバー、UTメタル、UTアイアン、アイアン、ウェッジ)でNo.1のタイトリスト。今大会では契約外で使用する選手が目立ったが、どのクラブカテゴリに契約外使用が多いのか。
 
契約外の最多は6名のウェッジだ。欧州選抜のルードヴィッヒ・アベルグ『SM9』(50.08F, 54.10S, 60.08M)、マシュー・フィッツパトリック『SM9』(52.12F, 56.08M, 60.08M)、ジャスティン・ローズ『SM9』(52.12F, 56.08M, WW 60T)、ロバート・マッキンタイア『SM9』(50.08F, 56.10S, WW 60.06K)、トミー・フリートウッド『SM9 WW』(60T)、ティレル・ハットンが『SM9 WW』(60T)を使用していた。
 
契約本数の対象外なら、好きなウェッジを使用しても何らおかしくはなく、実際PGAツアーでは常時50%近くの使用率を誇るだけに、この結果にさしたる驚きはない。が、2番目に契約外使用が多かったのは、各社の看板でもあるドライバーだった。
それがウェッジと同じく欧州選抜の面々で、ルードヴィッヒ・アベルグ『TSR2』(9.0)、ジャスティン・ローズ『TSR3』(9.0)、マシュー・フィッツパトリック『TSi3』(9.0)、ロバート・マッキンタイア『TSi3』(8.0)の4名が契約外でタイトリスト製ドライバーを使用していた。
 
その他、UTアイアンで2名(ホブラン、アベルグ)の契約外使用、ボールとアイアンも1名ずつ(ローズ、アベルグ)の契約外だったが、その全てが欧州選抜選手によるものだった。近年、賞金が増額される世界のツアーでは、好成績が稼ぎに直結。フィッツパトリック、ローズ、アベルグと契約フリーを維持する強い選手も多いが、欧州チームの圧勝にそこが関連したかどうかは定かではない。

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