南野拓実がカタールW杯以来の復帰「非常に調子良い」…鎌田大地&堂安律の選外は「コンディション不良」

 10月に行われる国際親善試合に向けた日本代表メンバー26名を発表した森保一監督が選考理由を明かした。

 今月13日にカナダ代表と、同月17日にチュニジア代表と対戦する日本代表。今回の招集メンバーには、初招集となった選手はいないものの、前回から5名の顔ぶれが変わった。なかでも、ここまでのリーグ・アン6試合で3得点3アシストを記録し、8月度のリーグ月間MVP賞を受賞したFW南野拓実(モナコ/フランス)が、昨年11月のカタールW杯以来となる代表復帰に。森保監督も「直近の試合はプレーしていませんが、我々が新チームとして始動して以降も欧州組のスカウティングを続け、そのなかで調子が良い、チームに貢献しているということを確認しています」と期待を寄せている。

 特筆すべきは、GK陣を3名中2名変更したことだろう。明治安田生命J1リーグで首位に立つヴィッセル神戸の前川黛也と、今夏に海外挑戦を決断した鈴木彩艶(シント・トロイデン/ベルギー)を選出。また、中山雄太(ハダースフィールド/イングランド)が昨年9月以来、旗手怜央(セルティック/スコットランド)は今年6月以来の代表活動となる。森保監督は「総合的なことを考慮した上で、ベストだと思えるメンバー。選考については3月から新チームで活動してきましたが、9月の活動をベースに考えました。諸事情で変えるべき選手は変え、チームとして変えてはいけないこと、変えなくてもいいことはもちろんありますが、ベースは忘れずに、変えるべきこと、変えてもいいこと、チャレンジすべきとこはチャレンジするということを意識しました」とメンバー選考について語った。

 続けて、「GKに関しては良いパフォーマンスをしています。GKを見ていくのなかで、代表としてふさわしい選手として選びました。前川はJリーグ首位クラブでゴールマウスを守り良いプレーをし、(鈴木)彩艶も移籍直後から試合に出続けて好パフォーマンスを見せているというところで今回に至りました」と告白。また、「中山に関しても、長期離脱から復帰以降の試合では、2節前は打撲で負傷交代となりましたが、フル出場できています。チャンピオンシップでフル出場できるということはハイインテンシティのなかでも戦える、その体力が戻ってきていることを意味します。選考段階での確認も踏まえ、1試合通してプレーできると期待を込めて招集しました」と述べている。

 一方で、堂安律(フライブルク/ドイツ)と鎌田大地(ラツィオ/イタリア)が選出外となった。森保監督は「個々人というより、コンディション不良という形です。メディカル、クラブとコミュニケーションを取って、(招集を)見送りました」と明言している。

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