U22日本代表が決勝進出! 選手層の厚さを示し、香港に4-0で快勝

 第19回アジア競技大会の準決勝が4日に行われ、U-22日本代表はU-24香港代表と対戦した。

 準々決勝はU-24北朝鮮代表との激闘を制して、ベスト4進出を決めた日本。中2日で迎えた一戦に、大幅なメンバー変更を行い決勝進出を目指す。

 日本は立ち上がりからテンポよくボールを動かし、積極的に攻撃を仕掛けた。すると、24分にセットプレーから試合が動く。左サイドからのフリーキックを山内翔が蹴り、ペナルティエリア内にクロスを入れると、相手のクリアミスを誘発。ボールに素早く反応した鮎川峻がワントラップから左足を振り抜き、ゴールネットに突き刺した。日本が1-0と先制に成功する。

 しかし、得点後の日本は消極的なプレーが増え、香港に流れを明け渡してしまう。効果的に相手陣内へ侵入できず、なかなかチャンスらしいチャンスをつくれなかった。前半はこのまま1-0で終了。1点のリードを保って、ハーフタイムを迎えた。

 後半は立ち上がりから日本が主導権を握り、香港陣内でリズムよくパスをつないで、波状攻撃を仕掛けた。すると日本ペースのなかで、55分に追加点が生まれる。ペナルティエリア内右でボールを受けた角昂志郎が強烈なシュートを放つと、相手GKが弾く。こぼれ球に日野翔太が素早く反応し、ヘディングでゴールへ押し込んだ。日本が2-0とリードを広げる。

 2点差をつけた日本は、その後も主導権を握り、70分には小見洋太が強烈なミドルシュート。73分には日野翔太のクロスを鮎川峻が合わせ、ゴールを脅かす。そして74分、香港のビルドアップのミスを見逃さず、小見洋太が相手DFからボールを奪うと、そのまま冷静にゴールへ流し込み、リードを3点差に広げた。

 さらに86分、スーパーゴールが生まれる。左サイドでボールを受けた日野翔太が、狙いすましたコントロールシュートをサイドネットに突き刺した。日野翔太のこの日2点目で、リードを4点とし、試合を決定づけた。

 このまま日本が4-0で勝利し、決勝進出が決定。決勝は7日に行われ、韓国対ウズベキスタンの勝者と対戦する。

【スコア】
U-22日本代表 4-0 U-24香港代表

【得点者】
1-0 24分 鮎川峻(U-22日本代表)
2-0 55分 日野翔太(U-22日本代表)
3-0 74分 小見洋太(U-22日本代表)
4-0 86分 日野翔太(U-22日本代表)

【スターティングメンバー】
■U-22日本代表(4-2-3-1)
GK:藤田和輝
DF:馬場晴也(78分 山﨑大地)、今野息吹(90分 吉田真那斗)、根本健太、関根大輝
MF:小見洋太、谷内田哲平(60分 重見柾斗)、山内翔、日野翔太、角昂志郎(90分 松村優太)
FW:鮎川峻(78分 佐藤恵允)

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