チェルシー指揮官、今夏残留のククレジャへの信頼を強調「とても満足している」

 チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、スペイン代表DFマルク・ククレジャへの信頼を強調した。10月1日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 現在25歳のククレジャはバルセロナの下部組織出身で、2017年にトップチームデビューを飾った。しかし、同クラブでは出場機会を得られず、エイバル、ヘタフェを渡り歩き、2021年8月にブライトンに加入。選手・サポーターの両方でクラブの年間最優秀選手に選ばれる活躍を見せたこともあり、2022年8月にチェルシーに5600万ポンド(約102億円)+ボーナス700万ポンド(約13億円)と見られる移籍金で加入した。

 しかし、昨シーズンは高額な移籍金に見合うパフォーマンスを見せることができず、チームの成績と相まって批判の対象に。今夏の移籍市場ではマンチェスター・ユナイテッドへのレンタル移籍に近づいていることが明らかになっていたが、チェルシーでカラバオ・カップに出場したことで、1シーズンで同大会に違う3チームでは出場できない規定もあり、来年1月の再移籍が難しくなったため、交渉は移籍市場閉幕間近に破談となった。

 それでも、ここまでプレミアリーグ6試合終了時点で出場機会はなく、カラバオ・カップでの出場のみにとどまっていたことから、序列が下がっているククレジャは改めて来年1月の移籍市場で退団を希望していることも報じられている。

 そんななか、負傷者や出場停止処分によって、右サイドバック(SB)の人員がいなくなったことを受け、9月27日に行われたカラバオ・カップ(EFLカップ)3回戦のブライトン戦で不慣れな右SBで出場を果たすと、激しいプレーを見せて、チームの公式戦4試合ぶりの勝利に貢献した。これに伴い、ククレジャは2日に行われるプレミアリーグ第7節フルアム戦で今季リーグ戦初起用されることも期待されている。

 改めて今夏のククレジャの退団の可能性について聞かれたポチェッティーノ監督は「私は関与していなかったのでよく知らない」と明言を避けた一方で、「移籍市場が閉まった後に、私のオフィスで彼とは話をした」と語りながら、同選手への信頼を口にした。

「私は彼をどのように評価しているかは明らかだったし、彼の気持ちにも耳を傾けた。もちろん、彼がブライトンから来た後は難しい時間だったと思う。でも、それは彼だけではなく、他の多くの選手にとっても同じだった」

「だからこそ、私たちは彼に自信と信頼を与える必要がある。彼は私たちの選手で、水曜日に行われたブライトン戦では右サイドで本当にいいプレーをしたと思うよ。うまくやっていたし、彼のパフォーマンスと献身性にとても満足している」

「今は仕事をするだけだ。機会を待って、一生懸命働くだけだ。彼が私たちのプランに入っているということは明らかな状況だ。彼がプレーに値しているなら、プレーするだろう」

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