U22日本代表がU23アジア杯の出場権を獲得! 開催国バーレーンとスコアレスドロー

 パリ五輪世代のU-22日本代表が12日、バーレーンで行われている「AFC U23アジアカップカタール2024予選」でU-22バーレーン代表と対戦した。

 今大会は、来年に控えたパリ・オリンピックに繋がる重要な大会となっており、予選を勝ち抜くと出場権を得られる「AFC U23アジアカップカタール2024」で3位以内の成績を収めることにより、パリ五輪本大会行きの切符を掴むことができる。ここまで2連勝を飾り、引き分け以上でU23アジアカップ本戦への出場が決まる首位の日本は、勝ち点「3」で3位につける予選開催国バーレーンと激突。スタメンには、斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム/オランダ)や細谷真大(柏レイソル)などの主力選手が名を連ねた。

 試合は、ボールを支配する日本と、5バックのブロックを敷きながらカウンターを狙うバーレーンの構図に。パスを細かく繋ぎながら攻略を目指す日本は9分、山田楓喜が味方とのワンツーでボックス内への侵入に成功。相手選手と交錯してこぼれたボールを、三戸舜介が回収し、ゴール前にグランダーのクロスを送り込むが、飛び込んだ細谷がわずかに触れず決定機を逃してしまう。

 攻勢を強める日本は、34分にコーナーキックの場面で山田が大きく下げたボールを内野貴史が受け、浅い位置からクロスを供給。木村誠二が打点の高いヘディングで合わせたシュートはGKに弾かれ、セカンドボールに素早く反応した三戸が押し込むが、再度GKに防がれてしまった。

 こう着状態が続く後半、ゴールを狙う日本は72分にビッグチャンスを迎える。左サイドでボール受けた細谷が中央へパスを送ると、ボックス前に走り込んできた藤田譲瑠チマが鈴木唯人へと繋ぎ、ターンしながら右足を振り抜く。しかし、低くコントロールされたシュートは、ポストを叩いて得点には至らない。

 後半アディショナルタイムには、自陣ペナルティエリア前でバーレーンにフリーキックを与えると、一瞬の隙を突かれてネットを揺らされたが、主審の笛を待たずしてプレーを再開したためゴールは認められず。結局、時間を使いながらゲームを進めるバーレーン相手に、日本は最後まで得点を奪えず、スコアレスドローで試合は終了。この結果によりU-22日本代表は、来年4月に開催される「AFC U23アジアカップカタール2024」への出場権を獲得した。

【スコア】
U-22日本代表 0-0 U-22バーレーン代表

▼U-22日本代表(4-2-3-1)
GK:鈴木彩艶
DF:内野貴史、西尾隆矢、木村誠二、大畑歩夢(90分 畑大雅)
MF:藤田譲瑠チマ、松木玖生(63分 山本理仁)、山田楓喜(63分 小田裕太郎)、三戸舜介(84分 藤尾翔太)、斉藤光毅(HT 鈴木唯人)
FW:細谷真大

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