バイエルン、ケインのPK&サネ弾で2点差追いつきドロー…ライプツィヒは公式戦7連勝ならず

 ブンデスリーガ第6節が30日に行われ、ライプツィヒとバイエルンが対戦した。

 前人未到の12連覇を目指すバイエルンは開幕からここまで4勝1分とリーグ戦無敗を維持。前節は強力攻撃陣が躍動し、ボーフムを7-0で粉砕した。今夏に加入した“新エース”ハリー・ケインは既に7ゴールとその決定力を遺憾無く発揮している。今節の相手は公式戦6連勝中と波に乗るライプツィヒ。両者は8月のDFLスーパーカップでも対戦しており、その時はライプツィヒが3-0で完勝している。

 開始直後の3分にバイエルンに決定機が到来。ケインがFKの素早いリスタートから相手DFラインの背後へスルーパスを送ると、抜け出したジャマル・ムシアラがGKと1対1となるもシュートはヤニス・ブラスヴィヒの好セーブに阻まれた。対するライプツィヒは12分、相手DFラインの背後にボールが送られると、バイエルンのGKスヴェン・ウルライヒのミスを拾ったエミル・フォルスベリがロングシュートを狙ったが、わずかに枠を捉えられなかった。

 試合の均衡が破れたのは20分、中盤で前を向いたザヴェル・シュラーガーが相手DFラインの背後にスルーパスを送ると、抜け出したルイス・オペンダがキム・ミンジェと競り合いながらボックス内へ侵入。最後はゴール左下隅に流し込み、ライプツィヒが先手を取った。26分、右CKを獲得したホームチームは、ゴール前の混戦から最後はカステロ・ルケバが豪快に押し込みネットを揺らす。ライプツィヒが前半で追加点を奪った。

 2点ビハインドのバイエルンは追加タイムにレロイ・サネがコンラッド・ライマーとの連携でボックス内に侵入し左足を振り抜くも、シュートは枠を捉えられず。前半はこのまま2-0で終了した。

 バイエルンは55分、サネの直接FKが壁に入っていたベンヤミン・ヘンリヒスの腕に当たりPKを獲得。これをケインが冷静に沈め1点差に詰め寄った。ケインはリーグ戦3試合連続のゴールとなっている。その後も60分に前線でのボール奪取から途中出場のラファエル・ゲレイロが際どいシュートを放つなど、攻勢を強めていく。

 70分、バイエルンは自陣内でムシアラがルーズボールを拾うとカウンターを発動。そのままバイタルエリアまでドリブルで持ち運び、最後はスルーパスに抜け出したサネがGKとの1対1を制し同点に追いついた。その後はオープンな展開が続き、両チームがゴール前に迫るシーンを作るも、互いにラストパスやフィニッシュの精度を欠き勝ち越し点を奪えず。試合はこのまま2-2で終了した。

 次節、ライプツィヒは10月7日にホームでボーフムと、バイエルンは8日にホームでフライブルクと対戦する。

【スコア】
ライプツィヒ 2-2 バイエルン

【得点者】
1-0 20分 ルイス・オペンダ(ライプツィヒ)
2-0 26分 カステロ・ルケバ(ライプツィヒ)
2-1 57分 ハリー・ケイン(PK/バイエルン)
2-2 70分 レロイ・サネ(バイエルン)

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