「いい時間だった」再三のチャンス逃し初Vならずも… 西村優菜は米ツアーベストの3位で終戦

<ウォルマートNWアーカンソー選手権 最終日◇1日◇ピナクルCC(アーカンソー州)◇6438ヤード・パー71>

ルーキーイヤーでの初優勝はお預けとなったが、最後まで食い下がった西村優菜。3バーディのラウンドでスコアは伸ばしたが、バーディ合戦のなかでは1歩も2歩も足りなかった。
1番から1.5メートルのバーディパットを外し暗雲が立ちこめた。その後もバーディチャンスを決めきれずに、逆にピンチを迎える。なんとかパーでしのぐホールもありながら、前半はオールパー。流れが変わったのは10番。ここで初バーディを決めるも、その後も再三のチャンスを逃して追い上げは叶わなかった。

それでも3位タイという結果については前向きに捉える。大会を放送するWOWOWのホールアウト後インタビューでは、「もちろん緊張感もありましたし、うまくプレーできなかったので悔しいですけど、ヘランがいいプレーをしていたので、一緒に回って勉強にもなったし、いい時間でした」と優勝したユ・ヘラン(韓国)との最終組対決を振り返った。

カップに蹴られ、フチをすり抜けるパッティングがあと数個決まればというなかでも、必死で追い上げた。初の優勝争いを終えて悔しさとともに充実感も残る。「決めたいパットはたくさんあったけど、とにかくシード権もあるので、一つでも上にという意識でプレーしていました」と必死で追いすがりボギーフリーのラウンド。最後もバーディを決めてトップ3を射止めた。

「この緊張感のなかでできたのは今後に生きてくると思うし、こういうのをたくさん経験して、次に優勝争いしたときに生かしたい」と、今回の敗戦は必ず次への糧になる。

これで年間ポイントランキングも60位前後まで浮上する見込み。来季のフル出場権をほぼ確実にし、同60位までが出場できる最終戦の出場も見えてきた。トップ10入りという殻を破った西村が、初優勝という目標に向かって次戦のテキサスに向かう。

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