首位決戦を制した神戸・吉田監督「大迫、半端ないでしょ」

 明治安田生命J1リーグの第29節が29日に行われ、首位のヴィッセル神戸は2位の横浜F・マリノスに2-0で勝利。首位攻防戦を制して、勝ち点差を「4」ポイントに広げた。

 試合後、記者会見に登壇した神戸の吉田監督は、「本当に大事な試合で、90分間、選手たちが最後の最後まで戦ってくれた。苦しい試合だったが、みんなで勝利を分かち合えてよかった」と、まずは死力を尽くした選手たちを称えた。

 そして、「前半は意図していたことができた。相手の弱点を分析した上で狙いを出せた。そこで得点が生まれてプラン通りだったと思う」と、狙い通りの形でゴールが生まれたことを明かしたが、2点リードした後の展開については、「ボールを繋がれるよりは、カウンターを警戒しないといけなかった。前半からお互いに間延び傾向にあったなかで、相手には前線に能力のある選手が並んでいる。そこでセカンドボールを拾えなかったり、お互いに行ったり来たりという展開になった。うちもカウンターを狙うチャンスがあったが、足をつった選手も出て、きつかったのかなとは思う。終盤はあのまま押し込まれてクロスを上げられると思ったので、5バックに変更したりもしたが、そこからはひっくり返すより耐えるのが、ラスト10分くらいは強かったかなと思う」と、横浜FMの圧力を感じていたと話した。

 その後、PKでの先制点のみならず、力強いポストプレーでチームを大きく助けた大迫勇也について質問された吉田監督は、「大迫、半端ないでしょ(笑)」と笑みを浮かべた。

 しかし、すぐに表情を引き締め、「まずは3週間、ゲームから離れるので、しっかり休みを取る。体もだけど、心もサッカーから離れて休息をとる。その後、立ち上げていく。練習試合も2試合入るので、3週間後に同じテンションでプレー出来るようなプランニングは考えている」と、次の10月21日に国立競技場で行われる、鹿島アントラーズ戦を見据えていた。

 リーグ戦は残り5試合。神戸は今後、10月21日に鹿島アントラーズ、28日に湘南ベルマーレ、11月12日に浦和レッズ、25日に名古屋グランパス、12月3日にガンバ大阪との対戦を控えている。
 

 

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