499日ぶりの先発出場…アーセナルの10番スミス・ロウが“変化”を語る「失うものは何もない」

 アーセナルに所属するイングランド代表MFエミール・スミス・ロウが、久々の先発出場を振り返った。28日、イギリス紙『ガーディアン』がコメントを伝えている。

 カラバオカップ3回戦が現地時間27日に行われ、アーセナルは敵地でブレントフォードで対戦。開始直後の8分に相手DFのミスからリース・ネルソンのゴールで先制すると、最後までリードを守り抜き、1-0で勝利を収めた。中盤の一角でスタメンに名を連ねたスミス・ロウは終盤の82分までプレー。ボックス内で際どいシュートを放つなど、随所で好プレーを披露した。

 2021-22シーズンには公式戦37試合の出場で11ゴール2アシストをマークする活躍を見せたスミス・ロウだが、近年は度重なる負傷離脱の影響もありチーム内での序列が低下。27日のブレントフォード戦は同選手にとって実に499日ぶりの先発出場となった。難しい時間を長く過ごしたアカデミー出身の“10番”は、自身の現在の状態について次のように明かしている。

「僕は自分の考え方を少し変えたんだ。ただ前に向かって進んでいくために。本当に失うものは何もないし、自分の中で変化しようとしているところだよ。以前の僕は多くの疑念を抱いていたし、時には自分の自信を疑ったりもしていた。今では強くなっているし、コンディションも良いと感じているよ。その点では(ミケル・アルテタ)監督が本当に助けてくれた。ケガを乗り越えるサポートをしてくれたし、どうすれば精神的に強くなれるのか話し合ってくれた」

 アーセナルの前線には、主将を務めるノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアや“絶対的エース”となったイングランド代表FWブカヨ・サカ、複数ポジションをハイレベルにこなすベルギー代表FWレアンドロ・トロサールなど数多くのタレントが揃っている。熾烈なスタメン争いに身を投じることとなるスミス・ロウは次にように今後への意気込みを示している。

「アーセナルのようなメガクラブにいるので、非常に多くの競争が存在することは理解している。チーム内で自分の地位を固めることは常に難しい。でも、それは僕にとって、ハードワークを続け、戦い続けるためのさらなる後押しにすぎない。前進し続け、自分を信じ続けるしかないんだ」

 なお、ブレントフォード戦はスミス・ロウにとって、トップチームでの記念すべき100試合目の出場となった。

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