「あれ、なんか変?」相鉄の一部座席が“座りにくく”感じる理由とは 足投げ出すマンも撃退!?

相鉄の車両に乗ると、座って違和感がある座席があります。これ実は意図的で、高齢者などに配慮されたデザインなのです。

お年寄りなどに配慮したデザイン

 相鉄線と東急線をつなぐ「相鉄・東急直通線」が開通し、7社局14路線が関わる直通運転ネットワークが誕生してから2023年9月で半年が経過しました。新たに相鉄の車両に乗る機会が増えた人のなかには、一部の座席に違和感を覚えた人もいるかもしれません。  この違和感のある座席について、相鉄自身が公式X(旧Twitter)でヒミツを明かしています。

 違和感を覚えるシートは、都心直通用の12000系と20000系の車端部にある3人掛けシートです。相鉄グループによると、「他より少し高くて奥行きが浅い座席」なのだそう。 これは「ユニバーサルデザインシート」という名称で呼ばれ、他の座席より座りにくいような違和感があるのは、本来浅く座る人を想定しているようです。 座面の高さを上げ、奥行きを短くすることにより、「立つ」「座る」両方の動作にかかる負担を減らすことに重点を置いています。足腰の弱ったお年寄りや、腰やヒザを痛めている人、妊婦など、立ち座りを身体的負担と感じる人が、浅く腰掛けることで利用しやすい形状になっているとのことです。 また、シートの開発に携わった日立によると、座面を浅くすることにより、足を投げ出して座ることが抑制されるため、車内空間が広がり、快適性の向上も図れる効果もあるそうです。

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