レアル復帰後初得点をホームで決めたB・ディアス「この感情は他のどこでも味わうことができない」

 ラ・リーガ第7節が27日に行われ、レアル・マドリードがホームでラス・パルマスを2-0で下した。試合後、先制点を挙げたスペイン人FWブラヒム・ディアスがクラブ公式チャンネルを通してコメントを発している。

 試合は立ち上がりからレアル・マドリードが攻め立てる展開となったが、ラス・パルマスのスペイン人GKアルバロ・バジェスがビッグセーブを連発し、なかなかこじ開けることができない。前節アトレティコ・マドリードとのマドリード・ダービーを1-3で落としていたこともあり、焦ってもおかしくはない状況の中、今夏にミランへのレンタル移籍から復帰した左利きアタッカーが均衡を破った。前半アディショナルタイム、コーナーキックのこぼれ球を回収した場面で右サイドに開いていた元スペイン代表DFルーカス・バスケスにパスが渡った後、マイナスへのボールにB・ディアスが反応。ワントラップから利き足とは逆の右足を振り抜き、相手に当たってディフレクションした一撃をゴールにねじ込んだ。

 B・ディアスの得点で1点をリードしてハーフタイムに入ったレアル・マドリードは、後半の立ち上がりにもスペイン代表FWホセルがホームでのラ・リーガ3試合連続ゴールを記録。試合は2-0でタイムアップを迎えた。

 試合後、B・ディアスは「重要なのは勝利したことだ」と主張。「僕らは多くのチャンスを作り、もっと多くの得点を決めるべきだったが、試合内容は完璧なものだったと思う。負けた後の勝利はいつだって喜ばしいものだが、それをここベルナベウで成し遂げられたのだから、喜びは格別だ」と白星を喜んだ。

 自身の得点シーンについては「ルーカスからのパスが素晴らしかったんだ」とチームメイトを称えた。一方で「あの瞬間は、今までの僕にはなかった落ち着きがあったね」と明かすと、「僕が前を見た時、相手のディフェンダー全員がゴール前に固まっていたんだけど、我慢強くボールの置き所を決め、右足を振ることができた。ゴールを決められてとても嬉しいよ」とゴールシーンを回想。今夏のレアル・マドリード復帰後初先発を果たし、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』での一戦でゴールを決めた喜びを、このように語っている。

「信じられないよ。この感情は他のどこでも味わうことができない。初ゴールですら喜ばしいことなのに、ここベルナベウでそれを決めることができたのだからね」

 また、B・ディアスはアンチェロッティ監督からの要求にも言及。「アンチェロッティは僕に縦への姿勢を求めていた。時にはスペースに入り込んでショートパスを受けながら、周囲と繋がりながら優位性を作ることが要求されていたんだ。いわば、ジョーカーのような存在になることだね。そして、チームがもう少しオープンになり、中央にスペースができるように、可能な限り裏を狙うことも意識していた」と明かすと、『サンティアゴ・ベルナベウ』で大きな声援を送ったファン・サポーターの存在にも触れている。

「ファンには感謝しかない。信じられないほどの歓迎してくれたし、並外れた愛情も感じられた。ホームで、このエンブレムのためにプレーできることをとても嬉しく思っている」

【ゴール動画】レアル・マドリード復帰後初得点は貴重な先制弾!

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)