好調レヴァークーゼン、主力のアルゼンチン代表MFパラシオスと2028年夏まで契約延長!

 レヴァークーゼンは26日、同クラブに所属しているアルゼンチン代表MFエセキエル・パラシオスとの契約を2028年6月30日まで延長したことを発表した。

 当初、パラシオスとレヴァークーゼンの契約は2025年6月30日までとなっていた。だが、クラブは先んじて契約延長交渉に動き、契約満了まで残り2年を切ったこのタイミングでパラシオスと合意。新契約の期間は加入時の契約期間よりも3年間長い2028年6月30日までとなっている。

 パラシオスは1998年10月5日生まれの現在24歳。母国の名門であるリーベル・プレート出身で、2015年11月に17歳でトップチームデビューを飾った。徐々にリーベル・プレートの主力として台頭し、コパ・リベルタドーレス2018では全14試合中11試合に出場。決勝トーナメント以降は欠かせない中盤の柱に君臨し、“宿敵”ボカ・ジュニオルスを破っての大会制覇に大きく貢献した。

 2020年1月にレヴァークーゼンへ完全移籍加入し、欧州初上陸を果たす。初年度はブンデスリーガの水に馴染めずベンチを温める日々が続き、2年目は腰椎骨折で長期離脱を強いられるなど、加入後の数シーズンは本領を発揮できない日々が続いた。だが、復帰後から主力に定着すると、2021-22シーズンは公式戦32試合に出場。昨季途中から就任したシャビ・アロンソ監督からの信頼も厚く、今季は開幕からここまでの間に行われた公式戦全7試合に出場している。ブンデスリーガでは既に2ゴールを挙げており、第5節終了時点で4勝1分と好成績を収めて上位争いを演じるレヴァークーゼンの主力として活躍中。これまでレヴァークーゼンでは公式戦通算93試合出場10ゴール7アシストを記録している。

 また、リーベル・プレート在籍時の2018年9月にはアルゼンチン代表デビューも飾った。コパ・アメリカ2021やFIFAワールドカップカタール2022では優勝を経験しており、これまで通算27試合のピッチに立っている。

 パラシオスとの新契約締結を受け、競技部門取締役を務めるジモン・ロルフェス氏がクラブ公式HPを通してコメントを発表。「エセキエル・パラシオスは我々のチームにとって非常に重要な選手だ。アルゼンチン代表チームの一員としてカタールワールドカップ優勝を経験したことは、彼のチームプレイヤーとしての振る舞い、そして個人としてのクオリティの高さを裏付けるものだった。彼はその卓越した技術とピッチ上でのアグレッシブさ、さらには戦術を理解して実行するスキルを度々チームのために発揮してきた。我々は彼が将来成長し、今よりもずっと中心的な役割を担うことができると確信している」と、契約延長を喜ぶと同時に将来への期待を寄せた。

 また、契約延長に際し、パラシオスは次のようなコメントを発表。レヴァークーゼンで過ごしたこれまでの日々を満足気に振り返るとともに、タイトル獲得へ向けた意気込みにも触れた。

「クラブは、僕が契約時に期待していたことをすべて叶えてくれた。レヴァークーゼンでは、選手として大きく成長することができたし、このクラブの注目度のおかげで代表チームからも招集を受け続けることができている。そして、このクラブに在籍している間に僕はアルゼンチン代表の一員として南米、そして世界チャンピオンになった。今度は黒と赤のユニフォームを着て成功を祝いたい」

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