フェイエノールト、小野伸二の現役引退を受けてメッセージ「たくさんの思い出をありがとう」

 北海道コンサドーレ札幌に所属している元日本代表MF小野伸二が27日、2023シーズン限りでの現役引退を発表。同選手の現役引退発表を受け、古巣であるフェイエノールトが感謝の言葉を綴った。

 1979年9月27日生まれで現在44歳の小野は、浦和レッズでプロキャリアをスタートさせた後、2001年夏にフェイエノールトへ完全移籍加入した。初年度から定位置を掴み、公式戦43試合出場5ゴール7アシストを記録しただけでなく、UEFAカップ(現:ヨーロッパリーグ)に限定しても8試合のピッチに立って2ゴール1アシストをマーク。決勝のドルトムント戦でも1アシストを記録し、クラブにとって28年ぶりとなる同大会制覇に貢献していた。その後はケガに悩まされた時期もあったが、フェイエノールトの主力として活躍を続け、2006年1月に浦和へ復帰するまでおよそ4年半プレー。公式戦通算148試合の出場で24ゴール24アシストを記録していた。

 クラブにヨーロッパのタイトルをもたらした功労者がスパイクを脱ぐことが決まり、フェイエノールトは27日付でクラブ公式X(旧Twitter)を更新。フェイエノールト時代の小野の画像と動画を添付した投稿では「シンジ・オノに一礼。輝かしいキャリアに終止符が打たれました。現役引退後の生活(と誕生日であるこの日)を楽しんでくださいね」とメッセージを送った。

 さらに、その直後には「ベスト・オブ・シンジ・オノ」と題して、フェイエノールト在籍時に小野が挙げたゴールのうち、最も印象的だった10ゴールをクラブが選定した動画を添付。この動画はフェイエノールトのクラブ公式YouTubeチャンネルにて約4年前に公開されたものではあるが、「たくさんの思い出をありがとうございました」というメッセージとともに再びオランダでの小野の功績を称えた。
 
 昨季のエールディヴィジ覇者であるフェイエノールトは、今季も5試合を消化した段階で3勝2分と無敗をキープ。6シーズンぶりに参戦したチャンピオンズリーグでも、初陣でセルティックを2-0で下し、白星スタートを飾っていた。

【動画】ベスト・オブ・シンジ・オノ

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