
レアル・マドリードが、ドルトムント所属のドイツ代表FWユスファ・ムココの動向を注視しているようだ。25日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
現在18歳のムココはドルトムントの下部組織出身で、2020年夏にトップチーム昇格を果たした。その後はブンデスリーガとチャンピオンズリーグ(CL)で最年少出場記録を塗り替えるなど、ここまで公式戦通算77試合に出場し13ゴール8アシストを記録。ドイツ代表デビューを果たした昨シーズンは、ブンデスリーガ27試合の出場で7ゴール4アシストをマークした。
そんなムココに対しレアル・マドリードが関心を寄せているようだ。報道によると、今夏に元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(現:アル・イテハド)が退団した同クラブは、新たな前線の主軸となり得るストライカーの補強を画策中。“神童”とも称される若き才能ムココの動向を以前から注視しており、チームを率いるカルロ・アンチェロッティ監督もその能力を高く評価しているという。
ムココは今年1月にドルトムントとの契約を2026年6月末まで延長。しかし、今シーズンはブレーメンから加入したドイツ代表FWニクラス・フュルクルクやコートジボワール代表FWセバスティアン・ハラーがセンターフォワード(CF)の主力を張っており、ムココのプレー時間は61分間に留まっている。なお、仮にレアル・マドリードが同選手の獲得を目指す場合、3500万ユーロ(約55億円)から4000万ユーロ(約63億円)の移籍金が必要になると報じられている。
今夏の移籍市場では20歳のイングランド代表MFジュード・ベリンガムを獲得したレアル・マドリード。果たして近い将来、ドルトムントから再び若き才能を引き抜くことになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。