ブンデスリーガ第5節が23日に行われ、ボルシアMGとライプツィヒが対戦した。
今季はここまでDFBポカール1回戦のベルゼンブリュック戦こそ7-0と大勝を飾ったが、ブンデスリーガでは2分2敗と勝ち星から見放されているボルシアMG。前節は昇格組で同じく未勝利のダルムシュタットを相手に前半で3点ビハインドを強いられながら、後半の立ち上がりに相手に退場者が出たことも影響し、3-3のドローに持ち込んだ。今節は毎シーズン上位争いを繰り広げているライプツィヒをホームに迎える。ライプツィヒはレヴァークーゼンとの開幕戦こそ落としたものの、以降はチャンピオンズリーグ(CL)を含めて公式戦4連勝と好調をキープ。5試合連続でボルシアMGの先発に名を連ねた板倉滉は、強豪との一戦でチームを勝利へ導けるだろうか。
試合は立ち上がりからボルシアMGがシュートの数を増やしていく。6分にはロッコ・ライツがミドルシュートを放ち、直後のコーナーキックではマクシミリアン・ウーバーがヘディングシュートを狙ったが、ゴールを脅かすには至らない。23分にはペナルティエリア手前で得たフリーキックをユリアン・ヴァイグルが狙ったが、シュートはケヴィン・カンプルのブロックに阻まれた。
対するライプツィヒは36分、カンプルとのパス交換で左サイドから中央へ持ち運んだシャビ・シモンズが横に預けると、ペナルティエリア手前中央で前を向いたファビオ・カルヴァーリョはボックス右へ斜めのスルーパスを供給。駆け上がってきたベンヤミン・ヘンリヒスがなんとか折り返すと、ファーサイドで待っていたダヴィド・ラウムがライナー性のボールを送り、最後はロイス・オペンダが頭で叩き込んだが、ヘンリヒスがクロスボールを挙げた場面でラインを割っていたことからゴールは認められない。前半はこのままスコアレスで終了した。
後半に入ると遂に試合の均衡が破れる。75分、ピッチ中央付近での奪い合いを制したカンプルが横へ渡すと、敵陣で前を向いたX・シモンズが中央を破るスルーパスを供給。抜け出したティモ・ヴェルナーは飛び出してきたGKモリッツ・ニコラスをかわし、角度のないところからゴールに流し込む。途中出場のヴェルナーが今季初ゴールを挙げ、ライプツィヒが先手を取った。
終盤にかけてはボルシアMGもいくつかゴールに迫るシーンを作ったが、最後までゴールネットを揺らすことはできず、試合はこのままタイムアップ。ライプツィヒが接戦を制し、ブンデスリーガ4連勝、CLも含めると公式戦5連勝を飾った。一方、板倉はフル出場を果たしたが、ボルシアMGはこれで今季のブンデスリーガ5戦未勝利となっている。ホームゲームに限定すると開幕3連敗となり、これはクラブ史上初の不名誉な記録となった。
次節、ボルシアMGは30日に敵地で浅野拓磨が所属するボーフムと対戦する。一方、ライプツィヒはDFLスーパーカップ出場の影響で後ろ倒しとなっていたDFBポカール1回戦を27日に消化し、30日には次節のブンデスリーガでバイエルンとのホームゲームに臨む。
【スコア】
ボルシアMG 0-1 ライプツィヒ
【得点者】
0-1 75分 ティモ・ヴェルナー(ライプツィヒ)