ブンデスリーガ第5節が22日に行われ、シュトゥットガルトとダルムシュタットが対戦した。シュトゥットガルトの日本代表DF伊藤洋輝は左サイドバックでフル出場。MF原口元気はベンチ外だった。
試合の均衡が破れたのは17分、ダルムシュタットが先制に成功する。右サイドで仕掛けたティム・スカルケが伊藤をかわしてグラウンダークロスを送ると、これがダン・アクセル・ザガドゥのオウンゴールを誘った。
それでも、シュトゥットガルトはすぐに試合を振り出しに戻す。22分、パスカル・シュテンツェルが右サイドからクロスを送り、ボックス中央のセール・ギラシが相手を背負いながらボールを収め、近くのエンツォ・ミローに預ける。ミローは左足ダイレクトで合わせ、ゴール左下へと流し込んだ。
さらに32分、シュトゥットガルトが逆転に成功する。クリス・ヒューリッヒのパスをペナルティエリア手前で受けたギラシが、反転から右足一閃。強烈な一撃をゴールに突き刺した。
1点リードで折り返したシュトゥットガルトは63分、ヒューリッヒがギラシとのワンツーパスからゴールネットを揺らしたものの、直前のプレーでギラシのオフサイドがあったため、得点は取り消された。
その後も主導権を握るシュトゥットガルトは、後半アディショナルタイム2分に正真正銘の3点目を獲得する。シュテンツェルのスルーパスに抜け出したギラシが、ループシュートで相手GKとの一対一を制して“ドッペルパック”(1試合2得点)を達成した。
開幕5試合連続ゴールとなったギラシは、早くもシーズン2桁得点に到達。開幕5試合で10得点を達成したのは、2020-21シーズンのロベルト・レヴァンドフスキ(元バイエルン)に続き、ブンデスリーガ史上2人目の快挙となった。
3-1で逆転勝利したシュトゥットガルトは、3連勝で暫定首位に浮上した。次節、シュトゥットガルトは30日にケルン、ダルムシュタットは10月1日にブレーメンと対戦する。
【スコア】
シュトゥットガルト 3-1 ダルムシュタット
【得点者】
0-1 17分 オウンゴール/ダン・アクセル・ザガドゥ(ダルムシュタット)
1-1 22分 エンツォ・ミロー(シュトゥットガルト)
2-1 32分 セール・ギラシ(シュトゥットガルト)
3-1 90+2分 セール・ギラシ(シュトゥットガルト)
【ハイライト動画】シュトゥットガルト 3-1 ダルムシュタット