複線化は無し JR川越線「荒川橋りょう」架け替えイメージが明らかに 「北側へ移設」で2030年度完成へ

複線化はどうなるのでしょうか。

堤防のかさ上げに合わせて鉄道橋も架け替え

 国土交通省 荒川調節池工事事務所は2023年9月21日(木)、埼玉県内の荒川で進められているJR川越線の橋梁架け替えについて、その概略を発表しました。 荒川は洪水対策として堤防のかさ上げが計画されています。それにあわせて、JR川越線の「荒川橋りょう」も、いまより4~5m高い位置へ架け替えとなります。 発表された新橋梁のイメージ図では、さいたま市側(指扇駅側)の広い河川敷(調節池)部分はコンクリート桁橋となり、荒川本流をまたぐ部分は、トラス鉄橋となるようです。 線路の位置も大きく変わり、全体的に北側へ、カーブを若干ショートカットするような線形になります。川越側の集落内では、北側へ約50mオフセットした高架線が新たに作られることとなります。 なお、この架け替えを機に「川越線の複線化」を見越して設計してほしいという要望もありましたが、国や地元自治体、JRで調査を行った結果「今回は単線で架け替え。複線化する場合はもうひとつ橋を架ける」という結論に至っています。今回の発表資料でも、「現状の川越線の機能を補償するものであることから、単線での架け替えを予定しています」とハッキリ書かれています。発表された平面図では、それが複線化に対応する設計であるかどうかは、明確にされていません。 架け替え工事の完了予定は、2030年度となっています。

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