新天地で適応に苦戦も…アーセナルOBはハフェルツの“覚醒”に期待「状況を好転させるだろう」

 かつてアーセナルなどで活躍した元イングランド代表DFナイジェル・ウィンターバーン氏が、今夏に古巣に加入したドイツ代表FWカイ・ハフェルツについて言及した。20日、イギリス紙『デイリー・スター』がコメントを伝えている。

 現在24歳のハフェルツはチェルシーで約3年間を過ごした後、今夏に推定6500万ポンド(現在のレートで約118億円)の移籍金でアーセナルに加入した。大きな期待を背負い北ロンドンへとやって来たドイツ代表戦士だが、ここまで公式戦全7試合に出場しながらも、ゴールとアシストはともに「0」。随所で好プレーは披露しているものの、目立った活躍を見せることができていない。

 適応に苦戦気味のハフェルツだが、アーセナルのOBは同選手がミケル・アルテタ監督率いるチームで重要な役割を担うことになると確信しているようだ。かつて約13年間に渡ってアーセナルに在籍し、“フェイマス4”の一角として数々のタイトル獲得に貢献したウィンターバーン氏は、「値段に関わらず、すべての選手には落ち着くための期間が必要だ」とコメント。そのうえで、ハフェルツの“覚醒”への期待を次のように語った。

「デクラン・ライスはすぐに馴染んだが、選手は通常、新たなチームメイトやプレースタイルに慣れるまでに時間がかかる。彼(ハフェルツ)がチームにおいて重要な一員になることは間違いなく、それがアーセナルの成功にとっての大きな部分を占めるだろう。必要なのは彼をサポートし、信念を与えることだ。アーセナルの調子が良く、チームの雰囲気も良いことは、ハフェルツに物事を正しく整えスピードを上げるのにもう少し時間を与える。少し遅いスタートだったが、いくつかゴールを決めれば、彼はすぐに状況を好転させるだろう」

 現在は左インサイドハーフを主戦場にしながらも、時折センターフォワード(CF)としても起用されているハフェルツ。ウィンターバーン氏は「彼のベストポジションがどこなのかは分からない。試合中に役割を変えることもあるからね」と語りつつ、「彼は少し苦しんでいるが、素晴らしい仕事をしてくれることを期待しているので、シーズンが終わってから判断しよう」とサポーターへ忍耐を促した。

 ハフェルツが所属するアーセナルの次戦は、現地時間24日に控えるプレミアリーグ第6節、宿敵トッテナムとの“ノースロンドン・ダービー”となっている。

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