ソシエダ指揮官、10年ぶりのCLに「この夜を誇りに思う」…悩める主将には「彼を疑う人は何もわかっていない」

 レアル・ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督が、20日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループD開幕節インテル戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 10年ぶりとなるチャンピオンズリーグに挑んでいるレアル・ソシエダは20日、グループD開幕節で本拠地『アノエタ』にインテルを迎えた。“チュリウルディン”はMFブライス・メンデスのゴールで先制したものの、終盤に昨シーズンのCLファイナリストの意地に上回られて失点。このまま1-1でタイムアップとなり、白星発進とはならなかった。

 まず、アルグアシル監督は「もちろん、試合に勝つために全力を尽くしたのだから、(引き分けが)痛いのは当然だ。80分までに3-0と試合を決着させるチャンスがあったのに、またしても試合を終わらせるゴールを決め切れなかった」と反省。一方で「我々は、この夜をとても誇りに思う必要がある。(直前のセリエAで)ミランを5得点で破るような、チャンピオンズリーグ屈指のチームと対戦し、素晴らしい試合をしたことを忘れてはならない」と互角に渡り合えたことに満足感を示した。

 またアルグアシル監督は、“歴史的”であることを強調。2000年代以降はカンテラ(下部組織)重視の方針をより強めているレアル・ソシエダにとって、同試合に出場した16選手のうち、半分にあたる8選手がカンテラ出身であることは大きな意味を持つ。同指揮官は「もうひとつ、誇りに思うことがある。トップチームに在籍する多くの選手とは、ユースチームからともに過ごしてきた。そして今日、リーグ優勝を争い、チャンピオンズリーグのファイナリストであるインテルとこのような舞台で戦えるとは…。最終的に勝てなかったけど、これも歴史的なことだよ」と万感の思いを明かした。

 最後に、昨年12月に大ケガから復帰したものの、かつての輝きを取り戻せていないFWミケル・オヤルサバルについては「彼はラ・レアル史上最高の選手のひとりだ。確かに数字的には物足りないけど、素晴らしいプレーを、他選手のために多くのハードワークをしている。ミケル・オヤルサバルを疑っている人がいるとしたら、その人は何もわかっていない」と悩める主将を擁護している。

 クラブ史の新たな1頁を埋める冒険を始めたレアル・ソシエダの次戦は、24日に行われるラ・リーガ第6節ヘタフェ戦だ。

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