赤西仁、ツアーファイナルにゲスト登場 ファンからのアンコール応え「ムラサキ」披露<ライブレポ>

【モデルプレス=2023/09/21】アーティストの赤西仁が20日、Zepp DiverCity東京にてファンクラブツアー「JIN AKANISHI FAN CLUB TOUR 2023 “YELLOW NOTE”」のファイナルを迎えた。

【写真】赤西仁、ファンクラブツアーでしっとり歌唱

◆赤西仁、観客からのリクエストに戸惑う「リハーサルなしに…!?」

ジャズ・クラブ「ブルーノート」にちなみ「イエローノート」と名付けたこのツアーでは、バーカウンターやソファーなどを配置し、ジャズアレンジを効かせた楽曲で各地のファンを酔わせてきた。高音で魅了する「Yesterday」からライブが始まり、2曲目で新曲の「Look At You」を披露。バンドメンバーにもスポットが当たっていき、セッション感のあるライブを楽しむ赤西。静謐さの中にもエモーショナルな歌声を響かせた「Love Yourself」を歌い終わると、「ジャズっぽい、ちょっと大人っぽい感じでやろうと思っているので、プロフェッショナルバンドの音を楽しんで、帰っていただけたらと思います」とライティングの位置などを確認。映像収録が入っていることをサラリと告げる。

アルバム制作中であることと、次はリード曲候補と紹介をし、新曲「Can I」へ。全編英語詞となっており、スクリーンに歌詞が映し出される。アッパーな「Summer Kids Love」のあとは、「ここからまたゆっくりな曲に戻ります」と語り、セットリストの裏話を明かた。「実は『Lionheart』と『Love Song』を(日替わりで)交互にやろうと思っていたんだけど、7月に行われた10thアニバーサリーライブで『Love Song』がファンに向けて作った曲だったと語ったこともあり、ファンクラブツアーで『Love Song』をやらないのはどうかと思いまして。バンドのみなさん、練習してもらったのにすみません」と、当初予定していた「Lionheart」を外したことを話すと、観客から強いリクエストが。「リハーサルなしに…!?」と戸惑いながらも、「みんな、歌詞わかる?手伝ってね」と歌い出す。最後にはオーディエンスも一緒に歌うという熱い展開となった。

◆赤西仁、ファンクラブツアーファイナルにゲスト登場

ここでゲストとして、友人であるブロードウェイ俳優のJULIAN CIHI(ジュリアン・スウィーヒ)が登場。カウンターに2人並んで歌い観客へマイクを向けてのコール&レスポンスも。MCではジュリアンがキーボードに着席して、ファンの間でも人気の高い「ムラサキ」(2011年にリリースされたソロアーティストとしての最初のシングルに収録)のイントロを弾こうと四苦八苦する場面も。「歌ってくれる?『ムラサキ』、みんなの願いがかかってるんだよ!?」と観客とともにお願いするも、赤西自身は「いろんな予定が……まぁ、わかりました」と曖昧なリアクションのまま、ライブを続行。後半は「Runnin’」「Be Alright」など疾走感のある曲でフロアーを盛り上げ、「Baila」では踊る赤西の姿に歓声が沸き起こった。「先程話した、リードの候補になっている曲を。あとでアンケートを取るので、みなさん、よろしく」と新曲「Me」へ。カラフルなライティングで彩られた、アッパーで華やかな曲でステージを締めくくった。

MCでも来年に向けてツアーを計画していることを話していたが、「アルバムのリリースが決定しました」と4年半ぶりとなるオリジナルアルバムの発売も正式に発表。「今日は本当にありがとうございました」とステージを去るも、拍手と歓声が続き、終了アナウンス後に客電が灯ったあとも「アンコール!」と再び登場を願うコールが発生。

ライブでは通常アンコールを披露しない赤西が再び姿を現し「歌いますか、『ムラサキ』」と、ファンのリクエストに応え、バンドとともに熱く歌い上げた。予定外の流れにも関わらず完璧に演奏したバンドメンバーを称え、「もう一度、バンドのみなさんに拍手を」「僕にも中くらいの拍手をください(笑)お気をつけて。またすぐ会いましょう」と締めくくった。(modelpress編集部)

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