「ベストな11人を選べたためしがない」 不振に陥るマンチェスター・U、テン・ハフ監督が嘆き節

 プレミアリーグ開幕から5試合で2勝3敗の13位に沈むマンチェスター・ユナイテッド。深刻な不振に陥っているチームを率いるエリック・テン・ハフ監督は、ケガ人が続出しているチーム状況に嘆き節の様子だ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 現在マンチェスター・ユナイテッドの負傷者リストには最大で12名の選手が名を連ねている。その中にはディフェンスの主軸を担うフランス代表DFラファエル・ヴァランやイングランド代表DFルーク・ショー、今夏大きな期待とともに加入したモロッコ代表MFソフィアン・アムラバトやイングランド代表MFメイソン・マウントらも含まれている。さらにブラジル代表FWアントニーとイングランド代表FWジェイドン・サンチョの2選手もピッチ外での事由により招集できないなど、多くの中心選手が起用できない状況となっている。

 この状況を受けて、チャンピオンズリーグ(CL)のグループリーグ第1節バイエルン戦に向けたスカッドには4名ものゴールキーパー名を連ねた一方、DFの選手はわずか5名に留まるなど緊急事態に陥っていた。結果、終盤に怒涛の追い上げを見せたもののチームは3-4で敗れていた。

 テン・ハフ監督は同メディアに対し「ベストな11人を選べたためしがない」とコメント。選手の度重なるケガが状況を難しくしていることを強調した。

 「一つ確かなことは、昨シーズンの初めから私はベストなスターティングイレブンを組めたことがない。常に誰かがケガをしていた」

 「現在陥っている状況を除けば、私たちは常に結果を残してきた。この状況は過去に経験したことがあるし、なんとかしてきた。今回もそうしないといけない。乗り越えないといけないし、何をするべきかは知っている。それは過程にフォーカスすることだ。だからこういった状況は好きだね」

 バイエルン戦の後も24日にプレミアリーグのバーンリー戦、26日にカラバオカップでクリスタル・パレス戦、30日にプレミアリーグで同じくクリスタル・パレス戦を控えるように、今後もタイトなスケジュールが続く。来たる連戦に向けてテン・ハフ監督はどのような解決策を見出すのだろうか。

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