“WG問題”の解決へ?…マンU、バイエルンのドイツ代表FWニャブリの動向を注視か

 マンチェスター・ユナイテッドが、バイエルン所属のドイツ代表FWセルジュ・ニャブリに関心を寄せているようだ。19日、イギリス紙『ミラー』が伝えている。

 マンチェスター・ユナイテッドをめぐっては、右ウイング(WG)を主戦場とするブラジル代表FWアントニーに元恋人への暴行疑惑が浮上。本人は無実を主張しているものの、地元警察による捜査が行われていることから、現在はチーム活動から離れている。また、同じくWGのイングランド代表FWジェイドン・サンチョにはエリック・テン・ハフ監督との確執が噂されており、今後の移籍市場での売却も検討されているようだ。

 こうした状況を受け、マンチェスター・ユナイテッドはWGの補強に向けた動きを進めているという。今夏にPSVを退団したオランダ人FWアンワル・エル・ガジらの名前が獲得候補に挙がるなか、テン・ハフ監督は両サイドでの起用が可能なニャブリにも関心を寄せているようだ。報道によると、マンチェスター・ユナイテッドは過去の移籍市場でも同選手の獲得に興味を示していたとのこと。来年1月の冬の移籍市場に向けて、今後も動向を注視していくことが予想される。

 現在28歳のニャブリはアーセナルのアカデミーで育成年代を過ごし、2012年にプロデビューを果たした。2017年夏にバイエルンに加入すると、1シーズンのレンタル移籍を経て、2018-19シーズンから前線の主力に定着。ここまで公式戦通算222試合の出場で81ゴール43アシストをマークし、合計14個ものタイトル獲得に貢献している。

 なお、ニャブリは昨年夏にバイエルンとの契約を2026年6月末まで延長。今夏の移籍市場では一部で売却の可能性が報じられたが、選手本人はドイツの“絶対王者”でのプレーに充実感を得ているため、他クラブが加入を説得するのは現時点で困難だと『ミラー』は指摘している。

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