グリーンウッドが新天地で再出発も…相手サポーターから侮蔑的チャント浴びる

 今夏の移籍市場でヘタフェに加入したFWメイソン・グリーンウッドが、17日に行われたラ・リーガ第5節オサスナ戦でラ・リーガデビューを飾り、新天地で再出発を切った。

 2001年10月1日生まれのグリーンウッドは現在21歳。マンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身で、2019年のトップチームデビュー以降は、クラブ公式戦通算129試合に出場し35得点12アシストを記録。しかし、昨年1月に恋人のハリエット・ロブソンさんに対する強姦と暴行行為などで逮捕および起訴されると、マンチェスター・ユナイテッドからは活動停止処分が言い渡された。最終的には起訴が取り下げられたものの、クラブによる内部調査を踏まえた上でクラブ退団が決定。新天地はヘタフェで、1年間のレンタル移籍で加入することが発表されていた。

 そして17日、本拠地『コリセウム・アルフォンソ・ペレス』で行われたラ・リーガ第5節オサスナ戦でグリーンウッドは、おおよそ20カ月ぶりにピッチに立った。77分から途中出場し、デビュー戦かつ復帰戦を3-2の勝利で飾った同選手について、ヘタフェを率いるホセ・ボルダラス監督は「我々にとって嬉しいサプライズ。彼はチームを助け、とても協力的だ。この先も辛抱強く、冷静に取り組んでいこう。何カ月もプレーしていなかっただけに、特別な日になったに違いない」と告白。続けて「適応? 言語はネックになるだろうね。時間はかかるし、何よりも落ち着いて接しなければならない。プレーには目を見張るものがあるから、私はその期待に胸を膨らませているよ」と明かした。

 一方で、同試合ではグリーンウッドに対する侮蔑的チャントもスタジアムに響いたようだ。スペイン紙『アス』によると、100人ほどのオサスナサポーターによる「グリーンウッド、くたばれ」の合唱が確認されており、ラ・リーガのマッチディレクターはこの事象を報告書に記載し、適切な措置が取られるように競技委員会に申し立てたと報じている。

 なおヘタフェの次戦は24日、ラ・リーガ第6節レアル・ソシエダ戦だ。

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