1点が遠かったチェルシー、敵地でボーンマスとスコアレスドロー…5戦1勝と苦しい序盤戦に

 プレミアリーグ第5節が17日に行われ、チェルシーとボーンマスが対戦した。

 開幕から4試合を消化した中、チェルシーは1勝1分1敗と波に乗り切れていない。カラバオ・カップ2回戦のウィンブルドン戦こそ2-1で勝利したものの、9月の初陣となった前節は0-1で敗れた。12位と屈辱の2桁順位で終えた昨季から巻き返すためにも、今季2勝目を掴みたい。対するボーンマスは開幕から2分2敗と未勝利が続いている。今季3度目のホームゲームで初勝利を飾れるだろうか。

 チェルシーはチアゴ・シウヴァ、エンソ・フェルナンデス、ラヒーム・スターリングらが先発に名を連ね、コナー・ギャラガーがキャプテンマークを巻いてピッチに立った。一方、ボーンマスは古巣対決となるドミニク・ソランケを筆頭に、ルイス・クックやフィリップ・ビリングらがスタメン入りしている。

 試合は13分、左サイドで前を向いたミハイロ・ムドリクとのパス交換から、ニコラス・ジャクソンがペナルティエリア手前で前を向く。右足でグラウンダーのミドルシュートを狙ったが、シュートは左ポストに嫌われる。対するボーンマスは18分、敵陣右サイドで得たフリーキックをクイックリスタートで始めると、右からの折り返しをダンゴ・ワッタラがダイレクトで合わせたが、GKロベルト・サンチェスが立ちはだかった。

 33分にはチェルシーに決定機。ペナルティエリア左角で前を向いたムドリクがタイミングをずらして中央へパスを通すと、待っていたギャラガーが寄せてきた相手をかわして右足を振り抜いたが、GKネトに阻まれた。前半はこのままスコアレスで終了している。

 後半に入ってもチェルシーが攻撃へ出るシーンが目立つ。50分にはペナルティエリア手前中央やや左寄りの位置で獲得したフリーキックをスターリングが直接狙ったが、シュートはクロスバーに嫌われる。こぼれ球をレヴィ・コルウィルが押し込んだが、オフサイドのため得点は認められなかった。

 その後はチェルシーが攻めあぐねる時間が続くと、ボーンマスはカウンターで反撃の機会をうかがう。80分には左サイドでボールを持ったビリングからの折り返しを受けたソランケが、ボックス内でギャラガーをかわして右足で狙う。ここはGKサンチェスがファインセーブを見せた。

 チェルシーは試合終盤にかけて、途中出場のコール・パルマーにもシュートチャンスが訪れたが、ゴールネットを揺らすには至らない。試合はこのままタイムアップを迎えた。チェルシーはこれでプレミアリーグ2戦未勝利に。ボーンマスは2試合連続の引き分けとなった。

 次節は24日に行われ、チェルシーはホームでアストン・ヴィラと、ボーンマスは敵地で三笘薫が所属しているブライトンと、それぞれ対戦する。

【スコア】
ボーンマス 0-0 チェルシー

【得点者】
なし

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